47話 唯でさえ人が強いのに、更に城が堅牢になった。難攻不落の城じゃん!
ルビンは、皇城中に防犯カメラと人感センサー、ガトリング砲をつけた。僕はてっきり城壁の内側だけに付けるのだと思っていたが、ルビンは人感センサー以外は廊下にも付けていた。彼は「侵入者が万が一中まで入ってきても、これなら安全だろ!」と言っていた。確かに!
ルビンには、前任と同じ部屋で業務をしてもらう。彼は机の目の前の壁に、びっしり黒い板を付けていた。モニターと言って、防犯カメラの映像が見れる物らしい。これで自分が常に皇城を監視するのだと言っていたが、それは大変だし魔道具の制作が難しくなるため、僕は監視員を雇った。ルビンがコンピューターの使い方を教えていたため、ガトリング砲も操れるようになるらしい。こうして、ルビンのおかげで皇城が一気に堅牢になったのだった。
「はい、会議です!今回はルビンも居ます!が、正直議題とは関係ありません!仲間外れは可哀そうかなと思って連れてきました、意見あったら言ってね!」
「…うん」
「では今日話したいことは、前に話した貿易の減少による食料不足の問題です。何と、貿易を停止していた小麦の生産量世界一の"スレア帝国"が、貿易のことについて会談をしたいらしいです!ね?レオン」
「はい、僕の方にそう申してきました」
「…つまり、会談という名の色仕掛け作戦が火を噴くって訳だな!」
「もう、嫌だよー!女の子の姿で顔出さなきゃいけないよー!」
「…スレア帝国の方、どうせラディシャ様を見てみたいだけでは?」
「でも、会談をしないと貿易してくれないかもしれないし、もししてくれても今すぐって訳じゃないだろうから、食料不足のことを考えたらできるだけ早く貿易をしたいんだよね…。」
「さっさと顔見せて、さっさと惚れられて、さっさと貿易しちゃおうぜ?それしか無いだろ」
「そうだよね。うん、僕頑張る!」
「…なあ、会談ってことはさ、着飾るだろ?」
「?うん」
「よっしゃあ!それ、俺に着飾らせろよ。俺、前からお前にオシャレさせたかったんだよな!そんなキレーな顔してんだから、絶対楽しいぜ?」
「うん、いいよ!確かにヴァルドってお洒落だもんね。いつもピアスしてるし」
ヴァルドの狼の耳には、右耳に二つ、フープピアスが付けられている
「ああ。そういうの好きなんだよ」
「…会談、最初聞いた時は嫌だったけど。でも、ちょっと楽しみになってきた!よし、思いっきりお洒落するぞ!」




