44話 二人目の友達か!?
「…この、後ろにあるのがさっきお前を撃った魔道具と同じ物だ」
「あの、どうやってあの勢いで金属の玉を射出しているんですか?」
「…まあ、かなりざっくり言うと、中の火薬を燃焼させて大量のガスを一気に発生させてる。で、その圧力で飛ばしているんだ。回転しながら」
「…なんかよくわからないですけど、本当に凄いですね!撃つタイミングは制御できるんですか?」
「できるぞ。この板で制御しているんだ」
机の上の物を見せてきた
「なんですか、これ?」
「これは、ボクはコンピューターって呼んでいるんだけど、説明は難しいな。とりあえず、ボクの魔道具は全てこれでコントロールできるんだ。ここを見てみろ」
そこには、最初の部屋があった
「あれ、さっきの部屋だ!随分と精巧な絵ですね」
「違う、これは防犯カメラの映像だ。って言ってもわからないだろうな、ヴァルド、この部屋に行ってみろ」
「うーす」
すると、ヴァルドが部屋に入って来たところが画面に映った
「あれ、絵が動いてる!?っていうか、あそこにいるヴァルドが、この魔道具から見える!??」
「そうだ、これは遠くの場所の状況が見れる魔道具なんだ!」
「えええー!!??」
「この防犯カメラという魔道具を設置すれば、そこの状況をリアルタイムで見ることができるんだ!」
「じゃあ、皇城にこの魔道具を設置すれば!」
「うん、かなり役立つだろうな。あと、映像を保存して見返すことができるようになればな…」
「あの、とっても凄いです!!もう凄い所じゃないです!!しかも、あのセンサーも設置すれば…」
「センサーと防犯カメラによって侵入者の警備。そして、もしもの時は金属の玉の発射装置、ボクはガトリング砲と呼んでいるが、それで侵入者を排除できる。」
「ヴァルドと僕が侵入したのに、僕にだけ撃ちましたよね?対象が選べるんですか?」
「というより、銃口をこのコンピューターで動かせるから、ボクが動かしてシエラに狙いを定めたんだ」
「…あの、僕が死んでしまったらどうするつもりで…?」
「ヴァルドがここに連れてきたんだからまあ、多分ボクじゃ殺せない奴か、殺してもいい奴かのどっちかだから」
「殺してもいい奴って…?」
「あいつの殺し屋任務のターゲットとか。ああ、もしかしてシエラ、ヴァルドが殺し屋やってたの知らない?」
「…いや、知ってます…」
「じゃあいいか。…珍しいな、ヴァルドはカッコつけたがりだから、人には言わなそうなのに。いや、寧ろカッコつけたがりだから言ったのかな?」
「えっと…」
「まあいいや。そんなことより
…ボク、シエラのこと、気に入ったよ。」
「…え?」
「ボクはシエラのことをもっと知りたいし、シエラにももっとボクのことを知って欲しい。ボク、君と一緒に居れるなら皇城に行くよ、皇城で働く。だから、
――友達になってくれない?シエラ」
「――うん!友達になろう!ルイズ!!」




