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未だ見知らぬ進化を求めて  作者: まよいネコ
異なる世界との遭遇
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魔法を使いたい!

 だいぶ時間遅くなっちった!ごめんちょ!

 魔力を操作できるようになってから数日、僕ら3人はまだ森の中にいた。


 あ!?そう言えばこの数日ずぅっと歩いとるだけやったからな?暇つぶしにみんなで魔力を操る訓練をしながら歩いとったんやけどやっぱり僕、纏血は出来ても魔力の操作はまだまだ全然やったんや。

 まあ当然ちゃ当然やねんけどなんでこんなこと言うんかって、サリアとエリスの魔力の操作がまだ数日しか練習してないのに結構上手になってきとんねんや。僕が右手から左手に魔力を移そうとすれば15秒位かかるのに対して2人とも5秒かそこらでやってのけんねんかな。

 もしかして2人とも僕が寝た後に練習してんちゃうかってくらいの差やわ!


「なぁ、なんか魔力操作のコツとかってないんかぁ?」


「さあ、どうかしら?あたしはとにかく早く、って言うのを意識して練習しているけども?」


「わたしは逆かな?ゆっくりでもいいから、できるだけ細かく操作できるようにしてる。例えば、そこに生えてる草の形に魔力で絵を描くとか」


「へえ、そうなんやな」


「何もその返事!」


「人に聞いておいてそれは無い」


「ん!?あ、すまん考え事しとったせいで生返事になってもたわ」


 なるほどな。だからか!僕取り敢えずで体の中グルグル魔力を移動させて終わり!って感じで練習しとったからあんまり上手くならんだんやな!要するに目標を持てと、そういう事や!


 それはそれとして、やっぱあれやな。魔力の操作ばっかしとってもつまらんな。こう、ファイアナンタラ!とか言わってバンバン魔法打ってみたいなぁ。

 まあこんな森の中で打ったら間違いなく山火事になってまうから炎が出る系は使わんやろうけどな。

個人的にはやっぱ水魔法とかが1番使いたいかな?なんせ飲水に出来るわ、水圧で攻撃できるわの一石二鳥魔法やからな!


「なぁ2人とも」


「何?」


「そろそろ魔法、使ってみいひんか?確かサリアは『火魔法』と『光魔法』、エリスは「回復魔法」が使えたよな?」


「そうね!ひとまずあたしが使うことになるのは光魔法かしら?」


「そやな。て言うかそれしかここやと使えへんし、誰も消化に使える量の水持ってないし、延焼したらえらいことになるからな」


「ん、私はどうしよう?回復魔法は既にちょっとは使えるし」


「うん、エリスにはちょっと手伝って欲しいことがあるんやけど、いいか?」


「うん、いいよ。なに?」


「うん、エリスには魔法は魔法でもステータスに乗ってない魔法が習得できるか、って言うのを検証して欲しいねん。もちろんこれは僕をするけど、これが成功したら戦闘の幅がぐんと上がるからな」


「なるほど、分かったやってみる」


 よっしゃ!こっからは新しいステージやぞ?魔力動かしてただけの今までとは違って多分やけど魔力を水やったり火やったりに加工?変換?しやなあかんからな。

 ...あぁ、教科書が欲しい。今になって学生時代の教科書やったり会社のマニュアルの偉大さがわかるとは...!

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