47.新たな従魔『グリフォン』
昨日の御茶会、楽しかったな。
オールは皆に嫉妬して、今はお仕事を放棄ではなくて、一日だけのお休みすると言ってベッドから出ようとしない。
王様と王妃様に、一緒に就寝する許可を貰った事をオールに教えたら、ずっと離してもらえなくて。
私の膝枕と抱き枕状態で、この様な事に。
「オパール殿下、政務は待ってくれないのですよ!
お早く起きて下さい!」
私にしがみついてるオール。
「今日はココネとベッドで過ごすんだ〜〜!!」
オール、それ大胆発言だよ? 分かってるの?
ジンの顔が、怖い。
「ココネ様、掛け布団を失礼致します……!!
何たる醜態だ、オパール殿下!
ココネ様を離して下さいませ!」
オールってば、そんな風にしていると大きな子供みたいよ?
仕様がない「ねえオール、顔を上げて?」私の言う事は聞くのね。
「オール、今日の政務も頑張ってね!」
オールの口にキスをした。
「……!!」
オールは自分の唇を触りルンルンな足取りだ。
「ジン行くぞ! ココネ、また夜にな!」
ジンを置いて行っちゃった。
「ココネ様、お手数をおかけしました」
ジンがお辞儀をして、オールを追いかけて行った。
「フェン、オールは甘えん坊だよね?」
フェンと話しながら、私は昨夜届いた車椅子で移動中、二の腕が鍛えられそうだわ。
外に出て、あっ! 甘い香りがする。
「少しだけなら良いよね?」
フェンと一緒に少し進むと木苺がいっぱいあった。
「フェン、この木苺を持って帰って良いかな?
森の主とか居るのかな?」
フェンに聞くとここはグリフォンの縄張りで、木苺もグリフォンの物なので、ここへ長く居るのは良くないらしいので帰ろうとした時だった。
「オレ様の縄張りで何をしている?
何だフェンリルかよ、何の用だ?」
「我ではない、主人が来たがった」
グリフォンは私を見て
「不思議な感じだな、オレ様をテイムする気か?
無理だから止めておけ!」
と言っていたが、私がグリフォンの頬や耳のあたりをモフモフさわさわすると、スリ寄りして来て、私が『グリ』と呼ぶとテイムが成立してしまった。
「グリ、今日からよろしくね!」
撫でてたら体が小さくなって、フェンと一緒に私の膝の上で賢く座っていた。
「少し肌寒くなってきたから、帰ろう。
グリも一緒に帰ろうね」
「主人の事はオレ様が守ってやるぜ!」
私は微笑みながら、頷いた。
王宮の入口に着くと、騎士様方が居て大声で叫んでいた。
「ココネ様が居ました!」
なんか大騒ぎだったみたいで、オールの政務室に監禁ではなくて、隣に車椅子ごと置かれてしまった。
「ココネは目を離すと危険な所へ行く!
それより、今度はグリフォンか。
本当にココネは凄いよ」
オールに頭を撫でられていたら、グリがオールの手を突き。
「オレ様が主人を守る!!」
グリとオールは仲良くしてくれるのかな?
「オパール殿下には良い刺激かと思いますので、放っておいても大丈夫ですよ」
ジンは素知らぬ顔をして言った。
本当に大丈夫かな?
オールとグリ、仲良くしてね。
誤字がありましたら、すみません。
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