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川島式直接排除型除霊工法  作者: いけたらいく
§1.工法成立
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川島の心当たり

この作品は、フィクションです。作品に登場する人物名・団体名・その他名称などは架空であり、実在する人物・団体・その他名称などとは一切関係ありません。


「エジマさん!なんか持ってきた。」


スカルノが走ってくる。


「カントクが、なんか持ってきた!」


次いで見えてきた川島を見て、絵島はぎょっとした。しばらく戻ってこないから、様子を見に行こうとしていた矢先のことだった。


「捕まえてしまった。」


時折、逃げ出そうと()()()()()()灰色の何かを見て、それを虫でも捕まえてきたように掴んで見せてくる川島を見て、絵島は、こいつは完全に変わった奴だ、という評価を川島に下した。


「どうするんだ、それ。」


と聞くと、川島は明るく、


()()があるんだ。乗せて行ってもらえないか。これでは運転できないから。」


「そんな産廃、運んだことはないが。マニフェストはいるのか?」


「口約束だけど、大丈夫。委託契約がなくても、大丈夫な処分場だから。絵島さんも知っているところだ。きっと、たぶん。」


「俺の知っているところ?まあいい。後ろに乗ってくれ。助手席はイヤだ。」


分かったよ、と川島はスカルノを見て、


「留守番を頼めるかな。ここではもう、()()()()は起きない。」


「わかったよ、カントク。」


外国映画でよく見る、パトカーに容疑者を押し込んで乗せるような形で、灰色と共に、後部座席に乗り込むと、運転席の絵島に、行先を告げた。


少し驚いた後、何か納得した様子で、絵島はアクセルを踏んだ。

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