ギルドはやはりギルドだった
問題なく国?(もう国でいいや)に入ることができ少し歩くと店がたくさん並んでおり、外にテントを張って商売している人も多く見かける。にぎわってるよう。
店を見ていて私は重大な事に気がついた…
『私、お金ないじゃん(笑)』
ファンタジーと言えぼギルドあるよね?ギルドに行ってみれば何とかなるかな。
とは言ったもののギルドってどこにあるの?
耳を澄ませて無心に考えていると男の人の声や女の人の声が多く聞こえ話内容までハッキリ聞こえた。ここで獣人が役に立つなんて。
集中しているとクエストの話など聞こえる場所がありそこがギルドなのかと予測して向かう事にした。違かったらまた探せばいいしね。
…………………………数分後
今私の目の前にはギルドがある。看板には《ギルド 神の翼》と書かれてある。何かギルドの名前はどこもこんな感じなのかと呆れながら中へ入った。
中へ入るとすごく広くて驚いた後、想像していた通りの光景が目前に広がっておりまた呆れた。ギルドには、討伐ギルドと商業ギルドが存在しており私は迷うことなく商業ギルドに向かった。
『すみませーん。登録したいのですが』
「はいこちら商業ギルドです〜。商業ギルドは店を開いたり、採取クエストを中心としたギルドとなります。よろしいですか〜?」
ふむふむ。店を開いたり採取クエストか。ダンジョンで育てたものを売ったり、アイテム作って売ったり、治癒の属性もあるし薬草を加工してポーション作ったりしてちょっとした医者をするのも楽しそうだね。まぁ、本職はダンジョン主だけど(笑)
『はい。それでお願いします。医療系の店を副業で行っていこうと思います。』
「医療系!?それは貴重ですね!!どれくらいの治療ができるのですか?それによってはいきなり上位の称号を与える事ができますよ。」
何故か話が盛大な本方向に持ってかれているような…
『あの…大抵の治療は出来ると思いますがあくまでも副業として行っていくので上位の称号とかはいりません』
「そうですか…残念です〜。」
そんな寂しそうな顔してもしませんけどね。
「それではこちらの紙に名前・種族・属性・あなたの目的をご記入ください〜。」
名前→癒羽
種族→獣人
属性→水、治癒
目的→治癒の属性があるので副業として店を出したい。また、ポーションなどのアイテムを作り売りたい。
以上
こんなものでいいかな。特におかしいところないよね。
『すいません。コレでよろしいですか?』
「はい。少々お待ちください〜。(治癒の属性持ち!?かなり貴重じゃない!?これは報告しないと)」
あらら?受付の人がどこかに行っちゃった。
副業のための店はお金が無いから持てないとして野外のテントを借りてするか。考え事をしているうちに受付の人と何故か細マッチョの赤髪のイケメンが立っていた。なに?
『何ですか?その前にそちらの人は誰ですか?』
「あんたが治癒持ちのやつか。私は商業ギルドのギルドマスターの〈レオ〉だ。いきなりだが本題に入らせてもらう。この世界では治癒を持っている人は稀少でな普通は王族や貴族につかえる専門の医師になるんだよ。」
なにそれ…すごく面倒くさそう…王族とか貴族とは凄くいいイメージが無いんだけど。偉そうにした瞬間にサクっと……ね(黒笑)
「それでだ。あんたが王族や貴族につかえないフリーなやつになるなら俺があんたを手助けしよう。」
なぜか商業のギルドマスターの後ろ盾を貰ったダンジョン主出会った(笑)まる