一気っ!
「いやぁ、ビックりしてさ、、」
狩りの終わり、ニッダさんは鹿を担ぎながら言う。
この村に来る前、ふたりはコンビを組んですぐだったそうで、
多少の小銭を稼いだらダンジョン都市に向かうつもりだったらしい。
「結婚なんて、嘘だったんだ」
開拓村の条件が良かったので、そう言えば受かるだろうとクチ裏を合わせたそうだ。
まさかソフィアさんが「結婚して、村に残っても良い」なんて言うなんて、思っても居なかったらしい。
「そっか、、頑張らないとな、俺」
ニッダさんはそう言って、ふたりの家、ソフィアさんが居る方を見つめていた。
※※
釜に皿を入れた焼き入れの初日、ソフィアさんはとてもツヤツヤしていた。
ニッダさんは心なしかやつれていた。
俺はコッソりと『快癒』を掛けてあげたら、
ニッダさんは感動したように目を潤ませていた。
「さぁっ!やっちゃいましょう!」
万が一に備えて鹿革に『防火』『耐火』『耐熱』を付与して、準備は万端だ。
ソフィアさんが椅子に腰掛けて、鹿革をひざ掛けにする。
ニッダさんが釜の焚き口の開閉を担当し、俺は釜のそばに立ち非常時に備える。
3人で目を合わせ俺は声を上げた。
「お願いしまっす!」
「はーぁ!やっちゃってー!燃っちゃってー!」
ソフィアさんが魔力を高める。
「アオくんのー」
?
「ちょっと良いトコ、見てみたいー!」
おいっ
「『フレイム・ピラー』っっ!」
ソフィアさんの差し出された手の先に魔力の渦が集まり、やがて業炎が巻き起こる。
微妙な手の動きで焚き口に照準を合わせ、ソフィアさんが一層火力を高める。
釜全体が熱を帯び、俺は慌てて退く。
やがて黒い煙と熱気が煙突から立ち上り、この村初の陶器焼成が始まった。
すいません、裏で女性向けの官能小説を描いていたのでテンションがおかしいかもしれません。
向こうが楽しすぎて、こっちちょっとお休みさせて下さい。
本編は毎朝投稿を予約済みです。
向こうが飽きたら戻って来ます。




