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始まり

AIくんが辺境村から出無かったアオの世界線を気にしたので、1話を書いてみました。

不定期で続かないと思いますが、PVが付けば続くかもしれません。

正直ね、暇なんですよね。

後、皆様のPVやブクマ・高評価・ご意見、大変嬉しく思っております。

毎朝4:50の更新を待っている(かもしれない)、見知らぬ読者を想像してニマニマしています。

私は夜勤経験が長かったので、夜勤明けの方を想像するのが楽しいのです。

後、「こんな漢字があるよっ!」ってご意見も歓迎しますので、

感想欄で書いて貰えば嬉しいです。

王国の端のはじ。

伯爵領の端に位置する開拓村は朝を迎えていた。



村を見下ろす丘の上で、アオはひとり朝日が作る、村の建物の影を見ていた。


簡素な掘っ立て小屋、見る度に「江戸かよっ!」と突っ込みたくなる。


知らんけど。




異世界の辺境の村で目覚めた俺は、日本という国で30と少しまで生きていた。


しかし詳細の記憶は無い、覚えているのは自分の名前と『漢字』だけ。



そしてこの異世界に転生して、『漢字』が付与魔術の元となる、

この世界では失われた、解明出来ていない古代言語だと知った。




アオは足元の小石を拾い上げ、『冷』の文字を刻む。

小石がヒンヤリとし始め、手から熱を奪う。


(便利だ)


恐らくこの世界で俺は、無限に近い魔術が使えるだろう。




しかし、、しかし、コレは何のために使うべきだろう?


金稼ぎ?

いやあ、、異世界通貨を貯めた所で欲しいモノがあるとも思えない。


見知らぬ外国の通貨よりも、福沢諭吉先生のご尊顔の方が尊いのだ。



街に出るか?

知り合いも居ないのに?



ダンジョンに潜る?

何のために(笑)


森に行けば獲物は選び放題、しかも森は俺のホームグラウンドだ。

何故わざわざ、危険な穴蔵に潜るというのか。




まあ、良い。

今はまだ村からは出られない。


俺自身のちからも分からなければ、目的も無い。

時間を掛けて、これからゆっくりと、この異世界を楽しめば良いのでは無いかな?



そう結論をつけた俺は立ち上がり、尻についた汚れを手で払った。

※※

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