#3
「王族の魔力で育つというけれど、実際に研究の資料が残っているわけでもないんですよね。特定の属性の魔力に対して嫌魔性・好魔性の性質を持つことは珍しくないけれど、王族の魔力ってそんな特殊な魔力紋を持っているんですか?」
「王族の魔力の特性についてはわからないが、そういう研究が行われることはないそうだ。おれのような特殊体質はいくつか隠されていたと記録にも残されている。しかし、記録しかないんだ。原因がわかるなら、おれのような者も減ると思うのだが」
「研究は禁止されているのかな。秘匿によって王族の神秘性を保っているとか? エリック殿下のように一般生徒に混ざって学ぶことも、最近始まったことですよね。庶民、特におじいちゃんおばあちゃんが王族を神格化しているのは、実際に僕も聞く話です」
この国において、国王とは国の象徴であり政治の中枢を担うものだ。国を牽引するには強いカリスマ性も必要で、つい先日エリックから浴びた“ロイヤル”はそういうカリスマ性なのだろう。アルバートは整った顔立ちだを持っていると思うのだが、王族感は薄い。触れると命に関わるため近づけないが、アルバートくらいの方が気が楽でいい。近寄ってこないという点も含めて。美形は毎日、妹から得ているが、慣れていない美形は遠くから眺めているくらいがちょうどいいのである。
ここ数日で書き溜めたスケッチを眺めてみる。実際によくよく見て描いているからわかるのだが、ほとんど変化はない。丁寧に世話をしているとしても異常だ。ロイヤルローズでなければ。
「じゃあ、どうぞ食べちゃってください」
「食事を見られるというのも、変な気分だな」
「見ない方がいいですか?」
「ユーリは見たいのだろう? おれのことは気にしなくていい」
「僕はロイヤルローズしか見てませんから。気にならないなら、どうぞ」
「ああ、そうだな。君は本当に花の方しか見ていない」
ミツハルがロイヤルローズの前から退くと、今度はアルバートがすぐそばに立った。ワイングラスを持つようにロイヤルローズの花に触れると、目に見えて花は──茎も葉も、生気を失っていった。クリーム色のみずみずしい花びらは水分を失い皺を作り、ピンと立っていた葉は重力に負けてうなだれる。全体的に色味がくすんでいった。
アルバートが手を離すと、しおれていく様は止まったが、今にも倒れてしまいそうな弱々しい状態となってしまった。アルバートがロイヤルローズの生命力を食べてしまったのだ。
「他の植物なら、僕でも元気にできるんですけどね」
ミツハルは場所を代わってもらい、植物活性の魔力を送り込んでみる。生命力と魔力は、厳密に言えば違うものだが、代替可能な場合が多い。高名な魔法使いの最期は生命力の代わりに魔力で生きていた、なんていう話もあるくらいだ。
ロイヤルローズはミツハルの魔力を拒んだ。王族の魔力しか受け付けないというのは本当なのかもしれない。王族の魔力に関しては好魔性、それ以外の魔力は嫌魔性というのが、この花の特性だろう。
「おれが魔力を注げば元気になるのか?」
「えぇ、推測ですけど。ただ、何でも魔力を与えればいいわけではなく、植物の仕組みに沿って与えないと、かえって悪くなる場合があります」
「理解すればおれでもできるのか?」
「一般的な魔法の基礎があれば。教えましょうか? ただ、僕の講義は『眠くなる』と好評ですよ」
「ふふっ、よかったら教えてもらえないだろうか?」
特殊な環境下にいるアルバートもゲームに登場するキャラクターなのだろうか、とユイカに尋ねてみた。
『そんな特殊ルートあったら憶えてるよ。ダウンロードコンテンツの追加ルートでも、そんなのなかったって。でも何か引っかかる……。思い出すから、ちょっと時間ちょうだい』とのことだった。
なぜ成り立っているのかはわからないが、この世界は“人の想像”によって作られている。ゲームの舞台となる学校内であれほど特殊な設定のキャラクターは、理由があって配置されていると考えるのが自然だろう。チェーホフの銃──物語の中で撃たれることのないライフルは、舞台上に置いてはいけないのだ。ユーリの周辺でそんな突拍子もない設定を持つ者はいない。世界を構成する“平凡”(ユイカの言うモブキャラ)という要素と思えば納得もできる。もちろん、ローズをはじめとする家族や使用人、ご近所さんは、ミツハルにとって特別な存在だが。
「思い出した! ゲームには未実装の『秘密の花園ルート』だ!」
今日は草むしりを手伝ってもらうつもりだった。落ち合った途端、ユイカはしゃべりだした。草むしりはやるべき事ととらえているようで、話しながらも軍手をつけてくれたが。
「インタビュー記事で見た。隠しルートとして実装される予定だったけど、どうしても進行不可能になるバグが取れなくてお蔵入りになったって。花園なのにあるのは花じゃなくって『虫』って、花園だけに。つまり、アルバートは、設定だけあるけど、ルートは実装されていないキャラクターだね。フラグクラッシャーお兄ちゃんは、バグルートまで見つけちゃうか」
「やっぱり何か設定のあるキャラクターだったんだ。そうでもないと出てこないよね。作られたキャラクターってあんまり言いたくないけど、お話のトリガーとしてそういう設定にされてしまったっていうのは……」
「物語には起伏が必要だから、その話の中でいいことも悪いことも起こるけど、さ……。ゲーム世界の中だと思うと、『作られた不幸感』があるから、俯瞰している身としては後ろめたさがあるよ」
「中身がアラサーだからか、この体の年齢では彼の方が年上なんだけど、僕の中の『お兄ちゃん』がうずうずするんだよね」
「お、強火お兄ちゃん出てるね。ローズちゃんがお兄ちゃん大好きで話をたくさんしてくれるから、私のクラスでも噂になってるよ。『優しくて芯が強くてかっこいいお兄様』って」
「ははっ、弟と妹がたくさんできる?」
弟妹は兄を兄たらしめてくれるものである。年下というだけで慈しみの愛情を抱きがちな性質を、ミツハルは早い段階から自覚していた。
「目が本気だ。みんなのお兄ちゃんになるつもり?」
「悪くない……! ユイカさんのことも妹のように思ってるよ。ローズと陽和は特別枠の妹だけど」
「本当、お兄ちゃん徹底してるな。ファミ通あたりのWeb記事だったから、探せばまだ読めそうだけど、ここにインターネットはない。だからアルバートに関する詳細は、それ以上はわからないです……」
ハキハキと話し始めたものの、詳細は分からないという結びは、ユイカとしては不本意らしい。
「思い出してくれてありがとう。十分だよ。実際のゲームにないルートなら、マリアが干渉してくることはないと思っていいかな?」
「うん、相変わらずゲームのストーリー中のフラグ回収に全力で、他に回す余力がないように見える。そのインタビュー記事のことを憶えていたら『秘密の花園』を探していたかもしれないけど、そのアルバート様の様子だと、たどり着いてないんでしょ?」
マリアは相変わらずゲームのストーリーに沿って突き進んでいるらしい。
「僕としては、このままアルバートには静かに暮らしてほしい。マリアが本来のゲームのルートに集中してくれたらいいんだけど」
「そのつもりなくても、フラグの芽が出る前に整地しちゃってるからなぁ。お兄ちゃん、逆フラグ職人だから、攻略対象キャラにはあまり近づかない方がいいかも」
ユイカは何人か名前を挙げた。半分以上は学内でも有名で、ミツハルも知っている名前だった。さすがに女の子向けのゲームで恋人同士になれるだけあって、天が二物も三物も与えた者ばかりである。残りのミツハルが知らない人物も、そういう者たちなのだろう。
「うん、うーん……」
「おやおや、何か心当たりが?」
「だって、アルバートのお兄ちゃんのエリックが、ね……」
「あぁ、むしろユーリパイセンがフラグ立てました?」
うなずき、ミツハルは話しだしたのだった。
アルバートに会いに行くタイミングは、コマドリが決めてくれた。ウィリアムが来る日程は事前にアルバートから聞いていたが、不定期にエリックもアルバートに会いにくるのだ。コマドリが止めてくるので遠慮した時は、エリックとニアミスだったと後に知った。コマドリの誘いを断ることもあったが、コマドリの誘いに乗るのが無難なのだ。
ある日、そのコマドリが切羽詰まったようにピチピチと鳴きながら促してくるので、進めていた作業を一旦置いて「秘密の花園」へ駆けつけることになった。
理由はすぐにわかった。
「こんにちは、お邪魔しま……ひぃ!」
アルバートがロイヤルローズのそばで倒れていたのだ。思わず駆け寄るが、触れてはいけないとギリギリで踏みとどまる。
「アルバート殿下っ!? 聞こえてますか? 意識ありますか!?」
倒れたアルバートの手元の草が萎れている。アルバートの手が勝手に生命力を奪った跡だ。普段は直接触れることのないように、気休めではあるが手袋をはめていることが多い。今はしていないところを見ると、何か直接触れようとしたのだろう。
「無体なことしてごめんね」
アルバート自体には触れぬよう気を張りつつ、アルバートの手元の草に活性化を促す魔力を注ぎ込む。萎れていた草はよろよろと頭をもたげるが、ピンと張ることなくしょんぼりしている。ミツハルが魔力を送り込むと同時に、アルバートが無意識に吸い取っているのである。それで動けるようになればよし。だめならば誰かを呼んでくるしかないのだが──誰を?
アルバート本人であれば緊急事態の対処も考えているのだろうが、深く突っ込んでこなかったミツハルがそんなものを知るはずもなく。焦ると集中力は乱れる。それは「いざという時」になってからだ。呼吸を整えつつ、魔力を注ぎ続ける。
「うぅ……」
やっと反応した。アルバートは、倒れた状態から、うずくまる程度まで身を起こす。
「バラを……」
「ロイヤルローズですか?」
鉢を一つアルバートの前に下ろすと、アルバートはその茎を掴んだ。ロイヤルローズは次の瞬間には色彩を失い、干からびていった。
「ふぅ……」
アルバートは緩慢ながら立ち上がった。
「無理に立たなくてもいいですよ。座ってください。ご気分が優れないようなら、お部屋で横になっていてください」
「あぁ、座らせてもらう」
ちょっぴりふわふわした足取りでガーデン用の椅子に座った。青白い顔色はいつものことなので、顔色がいいのか悪いのかは判断できなかった。ただ、いつもよりだるそうな気配はある。
「どうしたんですか?」
「ユーリに教えてもらっている植物を活性化させる魔法の練習をしていたんだが……。ロイヤルローズにごっそり持っていかれたんだ……」
「ロイヤルローズは王族の魔力しか受け付けなかったのは本当だったんですね! ……じゃなくて、あの魔法は出力が繊細だから、僕がいいって言うまで一人で使わないでくださいって言いましたよね? そもそもこれ、おやつみたいなものとして置いてるんでしょう? 逆の使い方してどうするんですか!」
ロイヤルローズは、ただ王子様がいるから、ここに置かれているわけではない。ロイヤルローズは、少しずつであれば生命力を食べても持ちがいいため、定期的にウィリアムが持ってきているのだ。
「うまくできたから、いけるかと思って」
「そういうミスが重大な事故になるんですよ! もう、お兄ちゃん生きた心地しなかったよ」
「…………」
「……すみません、最後のは、なしで」
「ふふっ、妹がいると言っていたな」
「ええ。どこに出しても恥ずかしくないのですが、どこにも出したくないくらい、かわいい妹です」
「兄妹の仲がいいのはいいことだ」
アルバートは微笑んでみせるが、少しばかり憂いが滲んでいるように見えた。今も時々、アルバートの兄であるエリックは、この「秘密の花園」に顔を出していると聞いている。雑談くらいはしているようなので、表面的な仲は悪くないと思うのだが、二人はただの兄弟ではないのだ。複雑な思いもあるだろう。
「ちょっと何か探してきますから、大人しくしていてくださいよ」
いたたまれない気持ちになったミツハルは、一旦花園を出たのだった。
飛び出したのはいいものの、何を探せば良いのだろうか。水分と軽い食べ物あたりか。
アルバートはあの「秘密の花園」で暮らしている。郊外に建設中の屋敷ができるまでの一時的な措置らしい。ある程度の生活用品は揃っており、ミツハルがわざわざ探しに行かなくてもよかったかもしれない。
「虫を捕まえて生命力を……。得意じゃなさそうだから保留。温室で食べ頃の何かなってなかったかな」
学園内には食べられる実のなる植物も植えられている。食べられるが、食べるために育てられているわけではないので、味が安定せず、虫が食っていることも多い。大抵の生徒は一度で懲りるが、ミツハルの緑の髪は伊達ではない。こっそりみかんに似た果樹に虫対策をして、自分用に見守っている木があるのだ。本職の人が育てるには及ばないが、十分に食べられるし、気分転換にはなるだろう。それを求めて温室に向かうことにした。
温室にたどり着き、ミツハルは鉢のズレを見つけた。
「また王子様ご一行かな……」
温室は生徒でも自由に入れるようになっている。動線を考えて植物を配置しているが、そもそも温室は植物のための場所だ。大人数で歩き回ることは想定されていない。王子様の校内散歩といったところだろうが、少なからず取り巻きを作ってしまうため、(植物に対して素人の)生徒が邪魔だと思って動かしたり、無遠慮にベタベタ触ったりするのである。
鉢の位置を元の場所に戻し、植物に負担がかかっていないかチェックする。温室の入り口には「むやみに触るな」という旨の注意書きがあるが、王子様目当ての生徒がその注意書きを読むはずもなく。
「あー、こんなに細い幹にもたれかかろうとしないで欲しいな。王子様が植物に慣れ親しんでくれるのはいいけど、そうじゃない人を連れてくるのは……。いや、でも門戸は広く開けておくべきか」
悩ましい話である。折れてしまった葉を仕方なく摘みながら、溜息も出るというものだ。植物園で園内の物に興味のない少年がその辺の葉をむしって回り、親子共々、園長がみっちり説教したことを思い出してしまった。
「確かにそれはよくないね。私からも注意しておくよ」
「……え?」
振り返ると、元凶であるエリックに覗き込まれていた。急に浴びた“ロイヤル”に悲鳴が出そうになる。
「魔法で治せないのかい?」
「可能ですけど、他に手段のない時の応急処置でしか使いたくないんです。恒常的に続けていると、植物の中で魔力の不整合が起きてしまうので。これくらいなら、傷ついた葉を摘み取って自然に任せた方が健全なんです」
「人体に回復を促す活性化魔法も塩梅が難しいと聞くが、それと同じということか」
「えぇ。他人の魔力は異物になりかねませんからね。傷をみるみるうちに治してしまう魔法が今のところないのは、そういう理由もあるからだと思います」
魔力は、大気のように世界を構成する要素の一つだが、体外にある魔力でも体内にある魔力でも、魔法を使うために利用すると、どうしても個の“色”がついてしまう。活性化のためとはいっても、他人の色がついた魔力を注ぎ込むという不自然なことをすると、植物の中で不整合が起きる。長期的に、あるいは短期的でも大量に取り込むと、不調を招くものだ。一時的な不調で済めばいいが、下手をすると死につながる。同じ環境下で生活していたり、血が繋がっていたりするのであればマシらしいが、それを考えると、他の生命力(≒魔力)を取り込めるアルバートの体質は異常なのである。
「……あっ」
いるではないか。アルバートの関係者が。
「すみません、ちょっと内緒話なんですけど」
「なんだい?」
アルバートの話を繋ぎ合わせると、時々会って雑談くらいはしているようだ。おそらくミツハルより的確な対処方法を知っているし、アルバートを無下にもしないだろう。
エリックの“兄性”を信じて耳打ちをする。
「アルバート殿下の体調が優れないようですから、見に行っていただけませんか?」
「……わかった。すぐに対応しよう」
エリックは動揺も見せず、変わらずロイヤルな笑みを浮かべたままだ。
「君も一緒に来てくれるかな、ユーリくん」
「あ、はい。ですよね……」
ミツハルは秘密に深く関わってしまっているのだ。ロイヤルローズに目が眩んでしまったために。
「なるほど、エリックとのフラグを立てたと」
「わかりやすく関係者だと思ったから連れて行ったんだよ」
ユイカは虫も大丈夫だと知れたので、今回は害虫除けの薬剤の散布を手伝ってもらっている。マスクごしの声は少しくぐもっているが、手伝ってもらう作業は人がいない場所を選んでいる。少し声を張っても問題はないのである。
「それで、エリックとはどうなったの?」
「お茶をしながら話をしただけだよ。一応大目に見てくれたけど、絶対の秘密だって釘を刺された。絶対に秘密だからね?」
「言わない言わない」
「フラグはやめて欲しいなぁ。あのロイヤルを浴び続けるのは心臓に悪い」
「アルバートは平気なのに?」
「アルバートはそんなにロイヤルオーラはないから。顔もそっくりで、すごく美人なはずなんだけどね」
「王子様として育てられるって、そういうことなのかな。一般庶民の私にはわからないことだけど」
うんうん、と二人して頷きあった。生徒代表として人前に立つこともあるエリックを、生徒であれば目にする機会はたびたびあるのだ。ユイカもロイヤルオーラをよく知っているのである。
「いやいや、ユーリ先輩、貴族でしょう」
エリサは高等部からの入学で、下町に住む庶民なのだ。
「ユーリはね。そうは言っても分家筋だし、普通に両親が商売して稼いでるし。住んでいるところも貴族街と庶民街の境目くらいのところだよ。だから学校に歩いて通えるんだけど」
「そっか。そりゃ貴族も庶民もグラデーションに上から下まで色々あるよね」
フロリエ家は一応貴族ではあるのだが、生活は両親の商売で保たれている。並べてみれば、裕福な庶民とどっこいどっこいなのである。
「庶民の生活は知っていると言っても、治安のいい庶民の生活は知ってるけど、治安の悪い方のことは全然知らないんだけどね」
「情報の伝達っていう意味では、インターネットの即時性が最強だっていうことをしみじみ感じるよ。移動手段があるって大切だね。王城だって電車やバスがあれば日帰りできる距離だけど、ここではそんなものないもん。そりゃ半径何キロの中で生活することになるわ」
「もっと生活に即した魔法が使われているべきだと思う。魔法の利用方法とその歴史みたいなものを一から考えなかった、というのが見えてしまうね」
「ファンタジー世界観のお約束として、そういう所帯じみた魔法は描写されないから。いや、最近は結構見かけるかも。フリーレンとかで」
「けど、実際に魔法を使えるとなるとモラルが必要だから、それを叩き込む学校というのは必要だと思う」
「整合性って難しい……」
ユイカと話をしていると、だいたい世界のあり方の矛盾にたどり着くのであった。
「ところでそのみかんっぽいフルーツ、気になる」
「いいよ。まだ残ってるから取ってくるよ。散布が終わったら温室にいこうか」




