6 冒険者ギルドで絡まれました
テンプレですかね~
というわけで着きました、ビラージに!
うは~おっきな街だな~
あっ、あそこの屋台?売店?お店でいっか...に売ってる焼き鳥みたいなの美味しそう!
「...感動してるところ悪いが、ギルドに行くぞ」
はっ!
「...すみません、こういうおっきな街ははじめてなので」
正確にはファンタジーな街だけどね
「うふふ、カグヤ君かわいいわね~」
「うむ。やはり、めんこいな!」
「こんな奴のことより、さっさとギルドに行くぞ」
ウィンさんとコドーさんの言葉は聞こえなかった…
聞こえないったら、聞こえないんだ!
...バートには相変わらず敵視?されてる
「そうですね、ギルドに行きましょう」
まぁ、ギルドにはすぐに着いた
ギルドまでの道のりをホルンさんたちは知ってるわけだし
それにしても...
「おっきいな~」
ギルドは日本でいう県や市で運営してるような公立体育館くらいの大きさがあった
「カグヤは初めて来るんだよな」
「私たちも初めて来たときには、ちょっぴり感動したわ」
「そうだな!」
「さっさと入ろうぜ」
「バート、少しはって...はぁ~」
僕が感動してる間にバートはギルドの中に入っていった
「カグヤ、バートの奴がすまんな。まぁ、俺たちも入るか」
「あっ、はい」
ホルンさんに促されてギルドに入った
ギルドの内部は酒場や売店?みたいなのや資料室とか結構、充実してるみたい
「じゃあ、カグヤ。受付に行くか」
「そうね、カグヤ君は登録。私たちは報告ね」
「はい」
ホルンさんたちに着いていき、受付へと向かった
受付には...
ファンタジーの定番!美人受付嬢がいました
うわ~ケモミミ美人、エルフ美人もいる
って、感動してる場合じゃない!
登録しなきゃ!
あっ、あそこの美人さんが空いてる
よしっ!突撃~
「お姉さん、冒険者登録したいんですが」
「っ!はい、登録をさせていただきます」
僕が突撃した美人さんは
耳が尖ってるしエルフ系の種族だと思う
客観的にいうと
身長160cmくらい...僕とおなじくらいあるのかっ!
スタイルはモデルさんみたいにスレンダーな感じだけど一部が服を盛り上げて自己主張してます...男だし、目がそっちにむいても仕方ないよね!
顔立ちとしては可愛いというよりかは綺麗な感じです。若干垂れ目な感じでルビーのような綺麗な紅い眼をしてる...あやうく、一目惚れするところだった......してるかもしれないけどね
あ、髪は淡く輝く銀髪でポニーテールにしてますね...髪、さらさらしてる~
「私はあなたの登録をさせていただく、レインです」
「は~い、レインさんですね。僕はカグヤっていいます」
「はい、カグヤさん。さっそくですが登録を始めます...」
「おいっ!ちょっと待てよ!」
うん、なんだろう?
大男がこっちの方見ながら近づいてきてるんだけど
「そんなガキに冒険者なんかできるわけないだろ!」
「えっと、なに?誰...?」
「ああ!?知らないなら教えてやる俺様はCランクのコウリンだ!」
えっと、コ、コウ......ゴブリンさんでいっか
「...なんで僕が冒険者になれないの?」
「なんでかだと。はっ、お前みたいなどう見たって実力のない奴に冒険者なんかできるわけないだろうが!」
「あの、コウリンさん。登録に関しては本人の意志なので...」
レインさんが僕を庇ってくれた...感動だ!こんな美人さんに庇ってもらえるなんて...!
「ああ!?受付は黙ってろ!」
「っ!」
怒鳴り散らしながら、なんだか僕の方に下卑た目を向けてきてる
「まぁ、いい。それより、おい!お前、俺の女になれ!そうしたら、俺様が冒険者として導いてやるよ。ついでに夜の方もな...!レイン、てめえもだ!俺様に楯突いたんだからな!そっちの女は体つきは貧相だが、顔は好みだ。レインは体も顔もいいしな...俺様にこそ相応しい女だろうが」
このゴブリンさんの言葉でギルド内部(特に女性冒険者)が若干剣呑な雰囲気になったけど、僕は気にしてなかった。ある一言を頭の中で反芻していたからだ
...女?
......女!?
...こいつは、僕が女だと言ってるんだな
よろしい…ぶっ飛ばす!
「...おい......!」
「ああ!?な...なん......だ?」
その時、ギルド内部にいた誰もが僕の放つ雰囲気に呑まれたようだ
「いいか、よ~く聞いておけ...!僕は、僕は男だ!気持ち悪いんだよ!糞ゴブリンが!」
僕はアロンダイトをアイテムボックスから取り出し、雰囲気に呑まれたゴブリンさんを剣の柄部分でおもいっきり振るって、吹き飛ばした
「ふぅ~」
スッキリしたぁ
「「「「「ええ~っ!」」」」」
びくっ!?
えっ!な、なに?
次回に冒険者登録です。
前作では、冒険者ヒロインですが
この受付嬢レインさんがヒロインになります。
レインさんにもある秘密があります...それは...
今後をお楽しみに