最終回
第十三話
―ガランッ!
重い鉄のドアが開けられる
「囚人番号582364番。入れっ!」
強面の看守は僕を囚人部屋へぶち込むと、外からドアに鍵をかけた。
―カツン、カツン、カツン
静かな廊下に看守の足音がこだまする。
看守がどこかへ去って行った後、部屋にいた人(がたいのいい・・・四十代半ばだろうか)
から話しかけられた。
「あんちゃんは何してここにきたんやぁ?」
「あっ、僕は空き巣をくりかえしていて・・・」
その男は大きな声で笑った。
「空き巣とかまだまだ甘いなぁ。
ほれ、そこにいる男を見てみろ」
その男の指差したほうにはガリガリに痩せた若い男がいた。
その容貌はまるで犯罪を犯すことのできないような優男にみえる。
男は他人の不幸を喜ぶような雰囲気で、舌をなめずりながら語りだした。
「あいつは殺しだぞ。自分の親と、近所の子供を殺ったんだ。」
「これからよろしく・・・」
僕があいさつをしようとしたのを男はさえぎった。
「話しかけても無駄だぞ。そいつは気がふれてやがる。何で精神科に行かないかが不思議た」
第十四話
―俺はなんでこんなところにいるんだ
―神のような能力を持っている俺が
―・・・・・・・・
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!」
彼の声は刑務所中に響き渡った。
最後まで見ていただきありがとうございました。
これが僕の処女作となります。
なにか感想等あれば dance.lav.1204@gmail.comまでよろしくお願いします。




