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第十二話
第十二話
「ここにいるのかなー?」
―ドンドンドンドン!!
「つーぎーはー
ここだっ!!」
―バン!
四つある個室の中の二つ目のドアを激しく開く。
「あれぇ。ここでもないかー」
四つ目、彼女のいる個室に近づくたびに体が熱くなってくる。
血肉が騒ぎ、顔が紅潮してくるのがわかる。
もう少しで、あの真っ赤な液体、血が見れるのだ。
それに、殺した後に生き返らせれば俺に罪はできない。
正攻法で首元から噴出す鮮血を見ることができるのだ。
「あとふたつー。どっちかなぁ」
―プルルルル♪プルルルル♪
彼女のいるところから携帯のなる音がした。
―バンッッッ!!!!
俺はニヤリとすると一言、言い放った。
「みーつけたぁぁぁ」




