葵とよつは
ことのはタウンは今日は晴天の日。
そんな中、ことのはタウンの公園に、よつはの容姿を見かけた葵。
よつは「
ほかほか たいよう てんのした
るんるん くるくる はねるのさ
ちいさな すなさん ひとさらい
ぬらして ころころ しているの
サラサラ ツヤツヤ つついたの
シトシト サワサワ かわかして
ハラハラ チクタク たいきする
はたはた ノリノリ かんせいよ
ひんやり おててに のせたのさ
そわそわ こころに やさしいね
そよそよ やすらか なひととき
すいすい かさねて つくれたよ
するりと そうふう ふいていき
かいせい てんきの あおいそら
あるいて ちいさく くうきすう
ゆかいな いちにち けいかする
」
軽く声をかけてみた。
葵「や、よつは。」
よつは「おお!このまえ送ってくれた人!」
葵「なにしてるの?」
よつは「床濡らして絵を書いてる。
あと、すなをころころしてる。」
葵「うーん!あたしもよくやった!」
よつは「おお、一緒なのか!なにか話そう!」
葵「あはは!いいよ!」
よつは「しかし、話すこと思いつかないな。」
葵「それなら、あたしからきいていい?」
よつは「ん?ああ!平気さ!なにかあるのか?」
葵「んー…ねぇ、よつはは、街彩花から来たのよね。それなら、言の葉の使い方に、偏りとかないよね。」
よつは「ああ、しかし、こちらもそういうのはきらいとはいえる。」
葵「しかし、あなたは、返り点聞いても、平気とはいえるのよね。」
よつは「ああ、みんなそういう話し方はするからな。」
葵「それなら、少しだけ、言葉を崩して、濁点ありで、話しちゃお。」
よつは「えっ?」
葵「あたしね!別に、濁点使わないで話すことを、心に決めて誓ったわけじゃないんだ。」
よつは「そうなの。」
葵「伊織の前だと、なぜかいえないけど、本当はそういう言葉遣いにはしてるつもりないよ。」
よつは「ふーん。」
葵「なんか、伊織って、こう言ったら傷つきそうだなって感覚が伝わってくるから、そういうオーラ出してるみたいで、ちょっと不思議なの。」
よつは「そうか…」
葵「ことのはタウンはね、みんな、一度決めたら変えたりしない強い意志を貫く風習があるの」
よつは「ああ…」
葵「それはもう、すんごい勢いで、このまえなんか街ごと変わっちゃった。」
よつは「おお…」
葵「信念だけは曲げないのが、ことのはタウンなの。」
よつは「へぇ…たいへんだね」
葵「そう!大変といえば、伊織のいる、音歌市も、かなり大変みたい。歌は歌うし、濁点絶対使っちゃいけないみたいな空気が、街中にながれてるんだって。そんな中で生活するのは、すこし、ううん、かなり窮屈よ」
よつは「うむ…」
葵「でも、否定もできないのよね。それだけで傷つく人も、中にはいるから。なぜかなんて、体験してみないと、わかんないよね。迫力で気分を害される感覚と似てるんだって。」
よつは「うーん」
葵「でも、価値観なんて、人それぞれだよね。」
よつは「その通り、かな。」
葵「こんな言い方も可能、よ。
『意図した事相手に伝える時、異なる意見、並置して、解釈の余地残すことは、波立てること抑制し、調和する効果ある。』」
よつは「わお」
葵「ね?ちょっと難しくなったでしょ?でも代わりに、トゲトゲしない言い方になった。」
よつは「ほんとうにそうさね!」
葵「この気持ち、吐き出せてちょっとすっきり。ありがとね、よつは。聞いてくれて。よやよやとてとて。」
よつは「こちらこそ!いろんなことおしえてくれて、えやえやこさこさ。」
葵「ふふっ!よつはも特殊な言い方するね!」
よつは「そうか?」
葵「こんな感じで、みんな、言い方とか話し方とか、考え方とか、ちがうんだもんね。誰が悪いとか、変とか、じゃないんだよね。」
よつは「そうかもな」
葵「さて!あたしはもうそろそろ、やることやらないと!またね!よつは!」
よつは「ああ!またな!」
そう言い終えた後、葵は去って行った。




