聞かないほうがいい、教師として友達のために泣かせたくはないから
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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第二次試験が開始されしばらくたったころ、時は遡り、静謐の啓きカイバ真悠とリズアルベールは記憶の花屋エリザベスアルベールの捜索をしていた。
「まあそうなる、だろ。十中八九ね。ダイヤモンドブリザードにも同じようなカードをおそらくだが彼女は用意しているのだろう」カイバはたばこの吸い殻でも捨てるみたいに乱雑に説明を中断した。
「じゃあどうすればよいのです?」リズは教員に分からない問題を聞く生真面目な学生をイメージしながら発声した。
「花屋の居場所は今さっきつかんだ。」カイバは簡単に淡々端的に言った。
「ええ!結構いきなりわかるもんなんですね。いまあなたは何をされた?」リズは少し驚きながら言った。
「さっきの爆発の前に転移魔法が起こったのはわかるかい?それにファッキンなハッキングを仕掛けた奴がいる、一応薄皮のような一枚の魔術隠蔽防砂が敷かれていたけれどこれはむしろこの情報を見てくださいと言っているようなものだ。これ見よがしに本当に君のお母さんは魔術師だな。多分今のところは君がお探しのお母さんとラブコメなんだかバトル漫画なんだかよくわからない幼馴染はここから南西2km先の森の洞穴周辺にいるようだ、でもさっきの爆発魔法ではなく転移魔術のほうに検索をかけたということは、、」カイバは言葉を遮った。一息置いて「そういうことだよな、、」とてもいやそうな顔をしながらカイバはため息をつく。
「どういうことですか?」リズアルベールはちんぷんかんぷんではあったがとにかくカイバを質問攻めにすることで少しでも真相に近づこうとする努力を忘れない。
「僕は今から、ダイヤモンドブリザードを倒しに行かなくちゃならいようだ、」カイバはいきなり悲しみを孕んだ声で言った。
「え、なんぜにそうなるんどす」リズアルベールは首をかしげて言った。
「君は知らないほうがいい、」
「だからなんでになんでに?」リズは嫌な予感がした。
「説明すると君は多分泣くからだよ、」カイバ雑に言葉を遮った。
「わかりました、、、」納得はしなかったが、説得はされた。
「君はここから南西二キロのところにある洞穴に向かってくれ。多分君が着いたころには、記憶の花屋のほうはいないと思う。でもラキオ君はいる。戦いになるなら迷わず殺せよ、と僕は思っているけれど、そんなことは君にはできないだろうから、戦いになって劣勢になったとしたら、ここから南に1.5キロ言ったところにある泉に逃げ込め一応僕が施しをする。」カイバはリズの目は見ずに、こめかみに拳銃を合わせる。そして引き金を引く「パン」そう音が鳴った時には、先ほどの爆発で少し切れ目が開いた曇天の空に星空が広がった。
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