天性の転生は天成‼~Reincarnation
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール、ザナク郎五名は無事第一次試験、第二次試験を突破した。晴れてこの五人はこの学園への入学が許可された。
そんな五名に教師であるカイバ真悠から言い渡された最初の授業は勇者となり世界を救うという荒唐無稽な話だった。
「すまん、、、」バウアーは簡潔にしかし丁寧な声で蒼響に謝罪した。
「別に構わんさ」蒼響は言った。
「ようは蒼井一郎にしか規定コマンドは解除できないということですか?」ラキオは少し疑問を持ったような声で言った。
「ああ、基本的にはな」蒼響は名前を答案用紙に書くみたいに簡単に答える。
「ではなぜ熾天使なんてものが生まれたのです?」ラキオはゆったりと訝しむように聞いた。
「蒼井一郎は2019年8月某日八王子市高尾町にて八大守護天使と呼ばれる、最強の人類最終防衛兵器の内七体のエンジェルリングに内蔵された規定コマンドのみを解除して、自殺した」蒼響は残酷なことを淡々と機械みたいに言った。
「その人物の心情が僕にはよくわからない。なぜそんなことを、、、」ラキオは蒼井一郎の不可解な行動に首をかしげる。
「私にも彼の考えていることはさっぱりだ、けれどなぜだか人類を救いたいという確かな気持ちは今もまだ私の胸の中で終えてはいない。これがただのプログラムなのだとしてもいいんだ。だとしてもそれでいい。」蒼響はゆったりとかみしめるみたいに胸に手を当てながら自分の鼓動に聞くみたいに言った。
⠀⠀⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀⠀ ⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀
⢠⣾⣿⣿⣿⠿⢿⣷⣤⣾⡿⠿⣿⣿⣿⣷⡄
⣿⣿⣿⠏ ⠀⠀ ⠈⠛⠁⠀⠀⠀ ⠹⣿⣿⣿
⢻⣿⣿⠀⠀⠀⣾⣿⣶⣿⣷⠀⠀⠀⣿⣿⡟
⠈⢻⣿⣧⠀⠀⠻⣿⣿⣿⠟ ⠀⢀⣼⣿⡟
⠀⠀⠙⢿⣿⣤⡀⠈⠛⠁⢀⣤⣿⡿⠋⠀
⠀⠀⠀⠀⠙⢿⣿⣦⣤⣴⣿⡿⠋
⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠙⠻⣿⠟⠋⠀⠀
「どうかな?一人の少女がここまで憂いているんだ、救ってやりたいとは思わないかい?」カイバの自分自身の責任にも関わらずまるで他人事のように言った。
「まあいいか、この血まみれ馬鹿の口車に乗るってのも、」バウアーは仕方がないという風に言った。
「いいのか、死ぬかもしれんぞ」蒼響は真剣に言う。
「俺は心で決める。行動をな。いい女のために後悔するのは嫌いじゃない」
「私が力になれるのなら協力したいのです。それに世界を救うのもなんだか楽しそうなのです!」ダイヤモンドブリザードは楽観的に言った。
「私も蒼響さんみたいな不器用な人が知り合いに一人いるから、ほっとけないよ」ラキオをちらっと見ながらリズアルベールは言った。
「誰のことですか?まあダイヤモンドさんには借りがありますから、それを返すまでは僕も協力しましょう」ラキオはそっぽを見ながらかっこをつける。
「おk。じゃあさっそく行こうか!」カイバはテンション高めに行った。
「で?行くのはいいんだけどよ」バウアーが言った。
「うん?」蒼響が聞き返す。
「どうやって行くんだ?」
「それについては問題ない。通常転生というのは死なないとできないものなのだが、この世界オールフォーワンには転生石という名の石があってな、それは非常に貴重なものなのだが先日記憶の花屋からはぎ取った」蒼響は少し怖い顔で言った。
「なんかモンハンみたいな言いかただなあ」カイバはへらへらと笑いながら言った。




