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プロローグ

 2085年、地球ははダダナ星のダダナ人から地球侵略をされ異星戦争が始まった―。ダダナ星では科学や精密機械の技術が地球よりかなり発展していた。そのため、地球も負けじと星のサイバー化が進めてきた。


 ―そして400年が経過した。地球に一切の慈悲を見せず、次々と星の使者を送り込んでくるダダナ星は地球を乗っ取りダダナだけの星にしようとしており、それを止めるため地球は意地でも戦争を続けている。


 地球は急激な温暖化で陸地と言える陸地は埋め立て地や杭上の土地しかなくなってしまった。動員されていた男性が地球から減ってくると、地方に疎開している女性、学生まで対象として徴兵している。


 そんな暗黒期と言われてしまうような時代、大都市から遠く離れた小さな水上郊外都市「睡蓮」の真ん中に位置する小中高一貫の女子校「四朝学園」に一人の青年が向かっていた。


 都心部「水京」とは違い海は透き通っており、魚が遊泳しているのが目視できるほどだ。そんな都市とは打って変わった自然には目もくれずに青年―雨宮類は中型の客船で大都市で得たダダナが地球に送ってくる戦闘用ロボット「タビ」の研究資料に目を通していた。


 遠目でぼやけつつ睡蓮が見えるような距離に船が入った途端、都市の方から野太いが女性だとはわかる大きな声が聞こえてきた。


「雨宮教諭ー!ようこそ睡蓮へー!そしてようこそ四朝学園へー!」


 ここから1、2km以上は確実にある。都市と船をを隔てる建物、陸地は一切ない。間違いなく睡蓮から聞こえてきた声だ。類は驚き、急いで船の窓に頬をつけ都市を見る。じりじりと船と水上に浮かぶ陸地が近づいてくる。


 睡蓮は宙にたくさんのレールが通っており、それを使って一人用の椅子のようなものに座って移動する、モノカレークラという移動手段が流通しているようだった。近未来的な建物が多く、道の横に少しずつ植わっている木と空中にざっくばらんに存在しているのレールを除けば、大都市のミニチュアのような印象を受ける都市である。


 類は大急ぎで荷物をまとめ、停泊した瞬間船から飛び出してとんでもない声量を発した女性を探す。


「ここへ来られるのをとても楽しみにしておりました!雨宮教諭!」


 船の中で聞いた声が大きくはっきり堂々と、類に自己紹介をした。


 目の前の少女は身長がかなり高く、オレンジ髪でツンツンと毛がはねており顎くらいの髪の長さで凛々しい顔立ちをしている。桃色の瞳に四朝学園の水色を基調とした制服を崩すことなく着て、腰に一人暮らし用の冷蔵庫くらいの大きさのスピーカーを2つ下げている。マントもしており、彼女の私物であろうスピーカー、マント、その他大半のものがショッキングピンクにまとめられていた。


「申し遅れました!私は四朝学園の生徒会長兼、司令部長の八乙女翼です!この都市は学園敷地内のようなものですゆえ、分からないことはこの早乙女にお尋ねください!」


 ここから学園生活が始まる―。

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