1.基本ルール
○基礎の基礎5つ。
さて、よく聞かれる『本当の基礎』というのは、ざっと挙げるとこんな感じですね。面倒なので他サイトを参考にして書きましたが。もっと詳しいトコロの礼儀や理屈が知りたい方は、参考のWebを覗いてきてください。(参考Web:ライトノベル作法研究所)
●改行したら、次の行の最初の一文字は空白を入れます。俗に言う「一文字下げろ」の事です。
●三点リーダーとダッシュは二つセットです。「……」「――」
●クエスチョンとエクスクラメーションの後は一文字開ける。?と!ですね。鍵括弧内は開けません。
●鍵括弧内の文章終わりには句読点を付けない。「おわり。」× 「おわり」○
●漢数字や算用数字、漢字の開きを統一する。四時と書いたり4時と書いたり、混ぜないってこと。
○ルール破りはまずルールを知ってから。
ところで、鍵括弧内の句読点について、私はまったく守りません。「おわり、」と「おわり。」と「おわり」では、私の場合はケースが違うのでね。
「おわり、」と書けば、まだ続きを述べようとしているというマークとして(、)を使っています。
「おわり。」と書けば、文字通り台詞は終わっています。(。)はそういうマークです。
「おわり」と書いたものは、強調です。セリフ用ではない強調マークとして鍵括弧を使用したのです。
こういったコダワリは、けれど持つべきと推奨するものではありません。好きにすればいいんです。ルールを守るか否かも好き勝手。けれど、人に聞かれた時にはちゃんと理由を説明できなければいけません。なんとなくならルールに従っておいた方が恥をかかなくていい。ルールは守られるべきだという基本から入るのが正統なので、誰も、理由もなく逆らっている事を評価はしません。そういう意味で、私はラノベはいいけど一般の文芸賞に出す原稿で()を使うのはヤメロ、と申し上げておきましょう。初心者の方は、要らんところに工夫など凝らさずに、基本を守って書くことから始めてください。勉強だって、基礎知識もないままで応用編をやったところで、点数など稼げないでしょう? 小説を書くにも手順は歴然と存在するのです。簡単そうとか思ったら甘いですよ?
海外の作家はこう言っています。
1. 他の本でよく見る表現を使わないこと
2. 短く言い換えられるなら、長大な言葉を使わないこと
3. 省略できるものは省略すること
4. 能動態で書けるなら受動態で書かないこと
5. 普通の言葉で書けるなら、外国語・科学用語、慣用表現を使わないこと
6. ごちゃごちゃ言う前にこのルールをやぶること
By ジョージ・オーウェル