表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/15

4.批評を貰おう

○批評に本命作品をいきなり提出しないこと。


 一生懸命に書いたのに誰も読んでくれないと嘆くのは間違っている、と最初に書きました。では、どうしたら読んで貰えるようになるのかを書きます。直接の方法論としては、キャッチーな題名や煽り文句のキャプションを付けて客引きしたり、小説関連のグループに参加して呼び込みをしたり、ネット小説紹介サイトに宣伝を書き込んだり、という手段があります。けれど、肝心の作品がケチョンケチョンでは来てくれた読者もUターンして帰るだけでしょう。

 内容を向上させる為の方法は限られています。まずは自力で小説の書き方を調べて実践しましょう。それだけでは不十分ですね、自分では何がどう悪いのかさっぱり解からないという方も居ます。やはり一度は他人に見せて、批評をもらう方がいいのは確かです。

 けれど、見ず知らずの人に作品の批評をしてもらうのはやっぱり怖いもの。批評を請け負っている場所を見つけたら、まずは下調べに、他の人の作品に付けられている返信をざっと読んでみましょう。この返信の内容でそのグループの性質がある程度は解かります。個人を指名などは出来ませんので、そのグループの中でもよく発言している人たちの返信は出来るだけ多くチェックしておきましょう。それだけでも勉強になりますし。

 では、具体的な批評の貰い方を。

 まずは短編を新たに一本仕上げてください。長編をすでに書き始めていたとしても、それは一旦置いておくなりして、初心者のうちは決して本命作品を批評に持ち込まないようにしなければなりません。初心者の書く小説がプロはだしのはずはありません。正直、絵コンテ以前の状態という人が大半なのです。だから、最初に見せた時には沢山の人から初歩的な指摘を山ほど受けることになるでしょう。もうケチョンケチョンに。長編の本命作品など出したら、手直しの果てしなさで途方に暮れねばならないかも知れません。二度と読み返したくない、と思うかも知れません。

 なにより、批評をする側は別にあなたの作品を気に入ったわけではないのですから、読むのは苦痛なのです。未完の長編などを押し付ける事はやめたげて下さい。批評を貰う目的は、あなたがモノを書く時の姿勢に何が足りないか教えてもらう事です。だから、最初は本命でなくていいのです。批評をしてくれる方への優しさを見せると思って、まずは別口で短編を一本、用意してください。お願い。


○練習用作品を用意する時は1万~3万字程度の短編がいい。


 なぜ短編作品の、それも新しく書いたものがいいかを説明します。なにより肝心なのは、一番最近のあなたの実力が現れる点です。そして、短編ならば集中して書くことが出来ます。これが長編ならば息切れしたりして、実力が十分には発揮されないまま見せることになるかも知れません。また、批評をする側もあまりに長い作品を提示されたら読むのが嫌になって、挙句に冒頭しか批評してくれないなんて事にも成りかねません。少なくとも私はそうです。2万文字から3万文字が限度です。それもキチンと終わっていると解かるからこそ3万文字を読もうと思うのであり、これが続きものであれば恐らく冒頭部分の批評しかしないでしょう。途中の部分というものは、どこまで行っても「承」ですからね。結末が現れるまで、連載終了まで付き合うなんてのはさすがに遠慮したいわけです。

 冒頭部分、結末部分、途中経過、それぞれで注意点も変わったりします。また、結末まで書かれていないと、例えば伏線に関する事柄などは批評が出来なかったりするわけです。そういう部分の指摘を貰うためにも、まずはしっかりと終わっている短めの作品を提出するようにしましょう。


○批評を貰う場所の注意と、貰った後の注意。


 "マルチ"だとかいう言葉を聞いたことはありませんか。マルチ投稿、二重投稿。他の批評グループやサイトのスレに批評をお願いしておいて、別の同系列のグループやスレにも同じ作品の批評をお願いする行為です。

 投稿掲示板などには批評をしてくれるスレッドがあったりしますが、同じ場所の同系列のスレッドなどに二重で作品批評を依頼したりすると、反感を買う場合があります。人によっては、別の場所であっても同時期に批評依頼をする事はダメだと言われています。ここ、ピクシブはその点に関しては大らかな受け取り方をして貰えますが、他の場所もみんなそうだと思わないようにしてください。二重投稿禁止は常識という場所の方が多いのですから。

 同じく嫌われる行為の一つに、宣伝投下と呼ばれるものがあります。これは、批評を目的とはせず、文字通り宣伝の為に批評を貰いたいフリをするという事です。なにより迷惑ですし、真剣に批評をする人たちに失礼ですので絶対に止めましょう。


 初めて批評を貰う人は、多くがケチョンケチョンに言われてしまいます。どれほどショックを受けようと、失礼な反応を返してはいけません。具体例を挙げますと、「返信を返さない」事と、「一行で済ませる」事です。これも下調べで他の方の返信の文言を読んでいれば、どう書けば無難かくらいは解かるはずですので、あらかじめで用意しておくくらいはしましょう。この点に関しては、本当に用心してください。自分だけは大丈夫なんて思っていて、ショックのあまり何も返事を返せないなんてことになっても知りませんよ。

 そして、批評を貰って直す箇所を指摘されたら、「次の作品に活かします」などと言って逃げないで、一度はリライトに挑戦してください。指摘された部分を書き直す作業です。これをせずには本当に身に付くことなどない、と保障してあげてもいいくらいですから。沢山の作品を書くことは重要です。しかし、ただ書き続けても向上などありません。その辺りの理屈は学校の勉強とまったく同じです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ