表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/24

ロボ研にも新入生

「私たちのロボット研究部にも2名、新入生が入ってきまーす。ではどうぞー!」


 須藤先生に促されて、2人の新入生が我がロボット研究部の教室へと入室してくる。

 入ってきた2人は私たちと校章バッヂの色が少し違った。

 たしか科ごとに違う色になっていたはず。

 私自身はあまり他の科の人と関わりが無いのでよく覚えていないのだが。

 ちなみに学年ごとに制服のリボンの色は1年赤、2年緑、となっている。

 教室に入ってきた2人の校章の色は、工の文字部分の色が1人が紫、1人が白だった。

 この部分の色は、私たち機械科は緑だった。


「では、自己紹介~!」


 先生に指された、少し背の低い子から自己紹介を始める。校章は紫。


音無優おとなし ゆう、電気科っです。ロボット相撲に興味があって入りました」


 電気科、のところで謎のポーズをとった音無さん。

 次の2番目に自己紹介をしたのは、少し長い髪をサイドテールに結った子。校章は白。


野里佐久良のざと さくらでーす。学科はデザイン科。一応デザインのセンスはあると思いまーす」


 やけに伸ばし棒が多い喋りかたなのが野里さん。

 そのあとは私たち2年生が1人ずつ自己紹介をした。


「2人は2年生と違って機械科ではありません。なので機械の扱いは完全な初心者だと思ってくださいね。代わりに他の科のことを聞いたりしましょう」


 これからは、この8人でロボット研究部だ。


「そして今年の目標だけどね、2年生のみんなは一通りの実習を終えたから作業ができる。なんで、今年は・・・・・・」


 先生は妙なタメを作った後に一気に黒板に文字を書いた。


『ロボット相撲』、と黒板に書いて、手でパンと叩く。


「"高校生ロボット相撲大会"に出場したいと思いまーす!」


「お~、私たち遂にロボット作るんだ~」


 パチパチと拍手がおきる。


「そんでね、大会の予選は9月から11月にあるの。今は4月の初旬だけど、諸々の予定を考えると7月の夏休みまでには戦えるロボットを作りたいかな」


「思ってるより時間が無い感じ?」


「そうだね。8月は他校との練習試合をして調整をしたいから。今年の夏休みは・・・・・・どうする? まあお盆の1週間くらいは休もうか?」


「それなら今年もコミケいけるじゃん!」 


 ということで、今年はロボット相撲へと出場することになったようだ。

 ロボット相撲は動画で色々見た去年1年間の蓄積がある。


「今後の日程は部長の森ちゃんに教えておくから。それに沿ってみんなでロボット相撲に向けてがんばりましょう。今日は1時間くらい、新入生と仲良くなってから解散しようか」


「はーい」


「じゃあ、あとは部長ヨロシクー」


「はい、先生」


 先生は教室から出ていく。


「みんな、後ろのテーブルに集まって。・・・・・・では、これからワードバスケットというゲームで親睦会とします」


 森さんは教室の部活用ロッカーからトランプくらいの大きさのカードを取り出し、みんなに4枚ずつ配った。


「とりあえず今回、勝ち負けはおいといて、みんなで遊んでいきましょう。ルールは簡単、場に出ているカードの文字を最初の文字として、手札の文字で終わる3文字以上の言葉を早い者勝ちで出していく。濁点等はつけてもOK、早く手札を使い切った人の勝ちっていうルールね」


 私たちにはおなじみのゲーム、ワードバスケットだ。

 簡単に言えばしりとりだが、高校生にもなってやると意外にも言葉が出てこない。


(これやると、普段どれだけ語彙力が無いんだ~って、痛感するよね・・・・・・)


 私はこのゲームが少し苦手だ。いつも最下位を吉元と争う感じ。


「じゃあ、初めの1文字は・・・・・・"け"」


「ケーキ、木更津」


 間髪入れずに柏井が2枚消費。


「木更津って最後は"す"? "つ"?」


「吉元先輩、そこに出ているとおり"つ"だと思います」


「もし思いつかなかったら山札から1枚引いていいよ」


 ワイワイやりながら4ゲームほどやって予定の1時間が過ぎた。


「こんなもので今日は終わりましょう。もし部室で暇になったら、ロッカーからゲームだしてやっていいからね」 


 そんな感じで新入部員が入ってきたのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ