2年生
今日から2年生だ。
何が変わるのかと言えば、1番は新入生が入学してくることだろう。
私たちが1期生で、新入生は2期生。
ピカピカの真新しい空き教室が私たち2年生の教室。
今まで私たちが使っていた教室を新入生は使うことになる。
(新入生が使ってないところを使えばいいのにね)
おそらく、また来年も私たちが新しい教室を使うことになるのだろう。
「全員進級おめでとう。しかし、担任は変わらず俺だ」
1年生のときと変わらず、担任は現代社会担当の山田先生だ。
クラスも1クラスしかないので、クラス替えみたいなイベントもなく、特段心動くこともない。
「今年から君たちが学校内で上級生。そう、唯一の上級生で、1年生たちは唯一の下級生だ。それを肝に銘じて行動するように!」
要は、上級生らしくしっかりしろということらしい。
「今年も、機械科やそのほかの新入生は定員いっぱいの120人が入学している。全学年の全クラス合わせて240人。今年こそ体育祭や文化祭は盛り上がってほしいとこだな」
(たしかに去年の文化祭は中学のときと比べても、すごいさみしい感じだったからね・・・・・・)
去年は文化祭実行委員に入った私だったが、中学のときと比べると文化祭自体の作業の少なさに、こんなものなんだ、という感想しか出なかった。
「とりあえず初日だが、クラス委員を決めておきたい。誰かやりたい人はいるか?」
誰も手を挙げない。
「・・・・・・じゃあ去年同様、長田がやってくれるか?」
「う~い。わかった~」
去年と同じソフトボール部の長田がクラス委員となった。
それから次々と各委員会へと振り分けられていく。
去年と同じの人、肌に合わなかったのか別の委員会に立候補する人それぞれだ。
「・・・・・・美化委員。柴咲やってくれないか? 君の掃除をする能力、職員室でよく聞くから」
「え? 私ですか?」
思ってもいなかった先生からの指名に驚いた。
「あ、はい。いいですけど」
「では美化委員、柴咲」
ということで文化祭実行委員ではなく、今年は美化委員になった。




