表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちのハムスターが引きこもってばっかりだと思ったら、急に擬人化してきたんですけど!?  作者: 櫻木サヱ
ちくわ、バラエティ番組で伝説を更新する

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/34

生放送でパニック!セット崩壊の瞬間

スタジオの照明が一斉に点灯し、控室の扉が開くと、そこはまばゆい光とカメラの数で圧倒的空間だった。

ちくわは深呼吸をする。

「大丈夫……大丈夫……ぼく、がんばる……!」

しかし、心臓の鼓動は速く、手(?)は小刻みに震えている。


凛は横でスタッフと確認。

「生放送のカウントダウンはあと3分。迷路セットの安全確認はOK?」

スタッフ「はい……でも、ちくわくんが本番でどうなるかは誰にもわからない」

ちくわ「えっ……どうなるんだろう……」



MCの合図でスタジオ中がざわめく。

「それでは、ちくわくん! 初の生放送チャレンジゲーム、スタートです!」


巨大迷路セットの全貌が公開されると、ちくわの目は丸くなる。

壁は人間の胸の高さほどあり、迷路の通路は狭く、音響と照明で刺激が倍増。

元ハムスターとしての本能が、彼の体に自然に反応を促す。


ちくわ「うわぁ……高い……狭い……!」

思わず匍匐前進で進もうとするが、足がもつれて壁にぶつかる。


バターン!

小さなパーツが倒れ、セットの一部が崩壊する。


MC「おおっと!? ちくわくん、セットを破壊しちゃいました!」

観覧席「きゃー! すごい!」

カメラは容赦なくその様子を映す。

ちくわは目を丸くして固まる。



凛はすぐにステージへ駆け寄る。

「ちくわ! 落ち着いて! 足元注意!!」

ちくわ「だって……楽しいんだもん!」

元ハムスター的リアクションは止まらず、ジャンプしながら迷路を駆け回る。


共演者も笑いをこらえつつ、目を離せない。

黒川「……こいつ、マジで予測不能だな」

スタッフ「誰か制御できる人はいませんか……!」



ちくわは迷路を抜け、光が当たる演出に反応して回転する。

「うわぁぁぁ!」

小さな壁をまた倒し、観覧席から笑いと歓声が巻き起こる。


凛「……まさに生放送の地獄……」

でも同時に笑いが会場を包む。

ファン「かわいいー!」

「天才すぎる!」

「元ハムスター最強!」



ちくわは息を切らしながらも、満足げに笑顔を作る。

「ふぅ……でも楽しかった!」

MC「これぞ、元ハムスターのパワー! 予測不能の生放送!」


凛「……次のコーナーも無事に行けるのか……?」

スタッフ「いや、もう予測不可能……」



生放送の1時間はあっという間に過ぎ、ちくわは控室に戻る。

握手もトークもセット破壊も、全てがカオスで、誰もこのテンションを忘れられない。


ちくわはひまわりの種を手に取り、頬張りながら満足そうに笑う。

「ぼく、またやりたい……!」


凛はため息をつきつつも微笑む。

「……いや、もう二度と同じことは起きないと信じたい……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ