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5・水郷高校での日常
今更ながら説明しとくと、県立水郷高校は都市部からしたら田舎の中にある。
純子「政子」
政子「なに?」
純子「羽柴君のことよ。どうやって学校に来るか知りたくない?」
政子「なんでまたいきなり」
純子「ほら、お金持ちでしょ。彼。高級車とか乗ってくるかなあ、と思って」
政子「でも、彼。無駄に守銭奴だから例え車でも普通車でしょ」
純子「えー。田んぼの中にベンツがあるっぺよー! みたいに騒ぐ田舎人見たかったのに」
政子「そこまで田舎じゃないでしょ。それに車なら普通に通ってんじゃん」
純子「そう。残念」
住民「なんだなんだ? んまさとおっぺよ」
住民「ほんどだ。んまだべ。そんで学校さに行くべか」
政子「……学校の規則に馬に乗って学校に来ていいっけ?」
純子「さー。でも馬は高級車よりかは安いかもよ。多分」
水郷の近くに馬を育てている施設があり、乗馬体験もできる場所があるのだ。




