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平和なクラスの事件

キーンコーンカーンコーン

やっと終わったー!!私今日も眠気から耐えれた!えらすぎる✨


「瑞稀ちゃん途中で寝てなかった?」


この子は斎藤咲希ちゃん。私の親友である。そして、天才!顔も可愛いし、運動もできる!なにより優しい!!こんな子と私なんかが親友でいいのだろうか。

そんな咲希ちゃんの親友の私は橘瑞稀!究極のバカ、運動もできない、顔も良くない。告白されるなんて夢物語だよぉ。1回でいいからされてみたいよね!でもだめだなぁこの学校の男子、タイプの人1人もいない。なんか私が可哀想に見えてきた。まぁなんも努力してないのが悪いんだけど。ん、まてよ?寝てなかった?だって。え、私の記憶では寝てないのだが、と反論すべきこう言った。


「この私がねると思う!?」


そうだよ。バカなのは認めるけど授業中に寝るわけがない!そう思ってたのにあっさりうん、と返されてしまった。そんな風に見えてたのか。まぁ実際よく授業中寝てるけど。そんな私を慰めてくれたのか、あの人の授業つまんないもんねぇ、と言った。天才ちゃんでも授業つまんないとか思うんだ。てっきり真剣に聞いてるのかと思ってた。そうだ。そうだった。天才は先生の話ちゃんと聞いてなくても理解できるんだ。私なんて聞いててもダメだけど。

そういえば次お昼だな。すっかり忘れてた。いつもはあんなにお腹減ってるのに。どんだけ寝ないことに集中してたんだろ。まぁ結局寝てたけど。ここは屋上に行こうと言いたいとこだが、うちの学校は屋上行っちゃいけないルールなのだ。実際そういう学校の方が多いと思う。しらんけど。なので大人しく教室で食べる。まぁ教室の方が移動しなくていいから楽だ。そんなことを思いながら弁当箱を開けようとした。開けたかったんだ。なのに、。弁当箱がどこにも見つからない。まずい。家に置いてきてしまった。なんなら今日作ることすら忘れた。私の家はいつも私が弁当を作っているのだ。購買でも買ってきたいところだけど、お金がない。今日お金も忘れた。終わった。人生終了のお知らせです。そんな私を見て、


「お弁当忘れちゃったの?半分あげようか?」


と、天使の声が囁いた。あぁなんて優しい子なんだ。みんなこんくらい優しかったらいいのに。咲希ちゃんはお母さん特性の唐揚げと、卵焼き、ご飯を半分ずつくれた。え、いいんですか?こんなに。特にからあげ!!!普通人にあげようと思わないよ。あげたくないでしょ。ごめんねぇ、私のせいで咲希ちゃんのお昼ご飯半分になっちゃったよ。

心で謝りながら、表はありがとうと笑顔で返す。人っていうのは謝られるより感謝される方が嬉しいのだ。ここテストにでるよ!優しい咲希ちゃんはいいよいいよ、と言ってくれた。


「「いただきます!」」


人は感謝を忘れたら終わりなのだ。命をいただいてること、食材を育ててくれたこと、売ってくれたこと、そして作ってくれたこと。感謝することがいっぱいだ。頭が感謝にいっぱいになりながら唐揚げを一口口に入れる。私は美味しいものは最初に食べる派。ん!?なにこれ美味しすぎる。私が作る唐揚げとは比べ物にならないくらい。満面の笑みを浮かべたら咲希ちゃんがお母さんの作るご飯美味しいよね。私も好き!と。私は毎日食べたいくらい美味しい!と返す。いやほんとに冗談じゃない。私の作る料理が下手とかじゃなくて、お店に売ってるのより美味しいのだ。あ、もちろんお店のが美味しくないとかじゃなくてね?この唐揚げはご飯が進むなぁ。いつかは出来立てほやほやのを食べたい。よし、死ぬまでにやりたいことリストに入れたぞ。やりたいことはやれるうちにやっとかなくちゃね。咲希ちゃんとだって、大学生になったら会えるかわかんないんだから。幸せ空間にいたら急にそこから引っ張り上げてくる人がきた。


「田中さんのお弁当が見つからないそうだ。誰か知らないか?」


先生だ。田中さんのお弁当がない!?それは一大事だ。なぜなら次の授業は体育。しっかり食べなきゃできたもんじゃない。


「無くしちゃったのかなぁ?でもお弁当は無くさないよねぇ」


たしかに。咲希ちゃんのいうとおりだ。お弁当は必ず冷蔵庫に入れる決まりがある。田中さんも、ちゃんと冷蔵庫に入れたらしく、冷蔵庫にもないらしい。てことは誰かがどった?でも田中さんがいじめられてるなんて聞いたことないし。なんならクラスの人気者だ。そんな子に悪さするなんて逆にクラスで孤立してしまう。さらに今、先生によってクラス全員に晒されてしまった。悪さをした子は多分、孤立決定だ。まぁ悪さしたなら自己責任だけど。


と言った感じで、プチ事件ではないくらいの事件が起きた。

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