↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やっぱり手術をする事になった次男  作者: 夏目 碧央


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
8/8

快復~腸の癒着は腸同士

 退院して帰宅した後にはシャワーを浴びて頭を洗っていた次男。咳やくしゃみをしたら大変な事になると、慎重になっていた。

 お腹に力が入らないから、排便も大変で、ようするに出ないと言っていたが、退院の翌々日くらいに出たと言っていた。めでたい。そして、若いからだろうか、日増しにどんどん良くなって、あっという間に痛くなくなったようだ。

 食事については、最初は繊維質の野菜などは避けていた。退院時に「腸閉塞で入院した方へ」というプリントをもらってきたのだが、そこには消化の悪い食べ物、お勧めの食べ物、という分類がしてあった。それ、前に入院した時にもらうべきでしょ、と思った。だが、とにかく今はまだ正常な状態ではないから、消化の良いものだけを食べさせるように、私が気を付けた。ごぼうが使えないとか、きのこは食べさせられないとか、揚げ物はできないとか、制約があって「いつまで続くんだよ~」と辟易した。

 そして、退院の1週間後、診察の日がやってきた。次男が独りで行ったのだが、写真を撮って帰ってきた。自分の腸の写真だ。

「見て、これ。」

と言われたので見たら、なんかキュッとなっている。が、あまり良く分からない。何でも、最初は体と小腸の一部が癒着しているのだと思われていたのに、開けてみたら小腸同士が数カ所癒着していたそうなのだ。

「だから、ここを便が通るのにぐるんと回ってたんだって。よくうんちが出ていたよね。」

と、次男。それと、切り取った虫垂(盲腸)は、焼き切ったから焦げていたというのを差し引いても、ひどい色をしていたという事だった。どうやら、何度も腫れていたらしい。高校生の頃、ちょくちょくお腹が痛くなって学校に遅刻していったりしていた。内科に行っても精神的なものだろう、と言われたものだ。あれ、いつも盲腸が腫れていたのか。どうしてそれを誰も疑わなかったのだろう。盲腸が腫れたらもっと痛がるはずだから?うちの次男は我慢強いんじゃ。全く。いや、誰かに怒っているわけではないのだが。

 とにかく、これでもう何でも食べていいようだ。よかった、やっと普通に作れる。最初は少な目に食べていた次男だが、徐々に普通の量を食べるようになってきた。手術後2週間ほどで、傷の痛みもほぼなくなったそうだ。

 肩よりも長く伸ばしていた髪を、退院の2週間後に短く切った次男。就活の為だそうだ。思えば高3から伸ばし始めた髪。髪の長い時代は、腸閉塞の時代だった。これからは新しい次男に生まれ変わる。だが……またストレスが溜まれば、別のところに不調が出るだろう。かつて、中学生の頃には原因不明のめまいがしていて大変だった。お腹の調子が悪くなって以来、めまいはすっかり治ってしまった。お腹がすっかり良くなったら、この後どうなるのか。もう、ストレスの対処法を身に付けて、体の不調が起きないようになっているといいのだが。


 次男の腸閉塞・手術の話はこれで終わりである。本当に、これで終わりにしたい。今までお付き合いありがとう。次男の為に祈ってくれた皆さん、本当にありがとう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。