ラストパート 風にのせて
誓いの光でオーディエンスたちのテンションは狂喜乱舞と化し、世界最大のフェスの大トリにふさわしいステージのラストを迎える。
アオイが観客を一度落ち着かせて、
「次が最後の曲だよ」
と静かに告げる。
フェス会場は息を飲むように、アオイの次の言葉を待つ。
「私たちをこんな世界のガールズバンドが集う大きな舞台にまで連れてきてくれた、奏さん、沙羅ママ、玲さんに最大の感謝を込めて、【風にのせて】を聞いてください。」
その言葉の後に、ユイがピアノでイントロを弾き始める。
バックステージでは、奏が大きな声で歓喜の涙を流す。
この曲は、奏がインディーズデビューのアルバムのラストを飾る曲として作ったラブソングだ。
沙羅も涙を流し奏の肩を抱く。
玲が呟く、
「これで彼女たちは伝説になった...。
ありがとう、私はあなたたちに出会えてよかった…。」
言葉の途中から涙声に変わる。
この曲に込められた奏の想い、沙羅との禁断の愛を乗り越えた究極のラブソング。
「届かない想いを風にのせて」
サビのワンフレーズはまだまだ世界ても認められない愛の形を、奏が強い決意で書いた魂の歌詞。
その想いがロックの聖地であるロンドンに響き渡る。
様々な挫折や苦悩を経験して、6人はステージでパフォーマンス。
同じ想いをまさに風にのせた3人。
曲が終わった瞬間、ロンドンはまさに揺れた。
いや、世界が揺れた。
歓声と怒号、ただその中でひとつの感情を共有。
【感動】
NectarVowの最高のパフォーマンスが世界を揺らしたのだ。
大音量でライブ終了を伝えるMCの言葉すら聞こえない大歓声の中、6人は観客に手を振って応える。
世界最大のガールズバンドフェスのラストは、ロックの歴史に語り継がれるステージとして幕を閉じた。
風にのせて
作詞作曲 白石奏
【https://drive.google.com/file/d/1A7MUXSpoznXUUtlA06O3lRj5wpEXL4v2/view?usp=drivesdk




