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災いの爪  作者: 豆粒
町潜入編
9/75

7話 眷属化


『威圧を取得しました』

『眷属化を取得しました』




 目が覚めて一番最初に気付いたのは視線の高さだった。自分はどうなったのか、意識が遠のき倒れたのを思い出す。次に自分が二足歩行になっていることに気付く。ウルフは困惑したが、ステータスを確認すれば自分の状態がわかると思い、ステータスを確認した。


『ステータス』

名前:ウルフ・クロー

種族:ウェアウルフ(希少種)

年齢:0歳

職業:---


Lv:1/40

生命力:299

魔力:292


物攻:333

物防:290

魔攻:299

魔防:287

知力:150

俊敏:298

器用:75

幸運:100


称号:異世界転移者、異世界転生者、希少種、賢き魔物、幸運な男、希少種殺し、ゴブリンブレイカー


ユニークスキル:異世界言語、鑑定LvMAX、隠蔽LvMAX、諍いの爪


種族スキル:思念伝達、暴狼化、千匹狼サウザンドウルフ


ノーマルスキル:嗅覚強化Lv5、聴覚強化Lv5、隠密LvMAX、思考加速Lv8、並列思考Lv1、気配察知Lv5、魔力察知Lv5、火魔法Lv3、水魔法Lv4、風魔法Lv3、雪魔法Lv1、砂魔法Lv1、威圧Lv1、眷属化


エクストラスキル:熱変動耐性、ゴブリン特効EX


『千匹狼』

 千匹の狼を出すことができる。一回ずつ攻撃すると消える。威力はスキルを使ったものの物攻の三分の一となる。


『眷属化』

 相手を眷属にすることができる。強制はできない。眷属はステータスが1.5倍になる。


 次に気付いたのは声が出せる。という事実だった。


「あ、あれ?喋れる?」


 ウルフは自分のこれからについて考えることにした。今のままだと落ち着いた生活はできない。


 喋れるようになったけど特に喋ることもないな。次はどうしようかな……?西側の頂点は倒しちゃったし、東側に行って同族にでも会おうかな?



 三日後、ウルフは魔の大森林東側に着いていた。魔物とは戦っていない。新しく覚えた威圧を発動していたら、魔物が近寄ってこないのだ。威圧のレベルはすでに3。他のノーマルスキルも成長している。嗅覚強化と聴覚強化、気配察知と魔力察知はこの三日でレベル9だ。東側に移動している間、魔法を使って遊んでいたら魔力操作というスキルを手に入れた。

 そんな感じで、段々と強くなってはいる。そして、東側に来て気配察知にものすごい数の魔物の気配を感じる。


 とか言ってるうちに囲まれたぞ………


「我々の縄張りに何用だ。一匹狼」


なんだこの偉そうなやつは……ステータス確認しとくか……


『ステータス』

名前:---

種族:ウルフキング(亜種)

年齢:73歳

職業:---


Lv:40/50

生命力:170

魔力:155


物攻:158

物防:153

魔攻:150

魔防:145

知力:75

俊敏:168

器用:93

幸運:30


称号:狼王ろうおう


ユニークスキル:憤怒


種族スキル:思念伝達、暴狼化


ノーマルスキル:嗅覚強化Lv5、聴覚強化Lv5、風魔法Lv4、威圧Lv6


『憤怒』

 まわりの怒りの感情を自分の力にすることができる。


 こいつ俺より器用だ……


「なに、同胞に会おうと思ってな。害をなそうとは思っていないから気にしないでくれ」


 そう言ってウルフは笑ってみせる。


「そのようなこと、威圧を振りまいているものに言われても納得は出来んな」


 そう言って狼王は襲いかかってくる。部下のフォレストウルフ達はウルフの威圧に怯んで手を出すことができない。

 ウルフは余裕をもってその攻撃を受けていた。


「千匹狼」


 ウルフが千匹狼を発動した。すると、彼と狼王のまわりに千匹の狼が現れた。


「いけ。あとかたも残すな」


 狼王に千匹の狼が襲いかかった。全ての攻撃が終わると………あとにはなにも残らなかった。


 狼王を打ち倒すと、まわりにフォレストウルフ達が姿を現した。彼は戦いの体制に入った。が……


「我々はあなたに降ります。これは、我々の総意です」


『眷属化の発動条件を満たしました。発動しますか?』


 お、おおう……?なんだかよく状況がわからないがYES!!


『眷属化を発動』


「この中で一番強い子は誰?」


「私です。私はフォレストウルフの亜種です」


「ほう……ウルフキングになれる可能性も秘めているわけだ。お前にはこれからフォレストウルフをまとめる役として、色々と頼み事をするだろうから名前をつけよう」


「よ、よろしいのですか!?」


「かまわんよ?んー……そうだな……ルキっていうのはどうだ?ルキ・クローって名乗るといいぞ!」


「有り難き幸せ」


『ルキ・クローの名前を認証』

『フォレストウルフのレベルをマックスに、種族進化を行います』

『ハイウルフへの進化を行います』


 光がおさまるとそこには、一回り体の大きくなったルキがいた。

 強そうだな……念の為ステータス確認しておこう…。


『ステータス』

名前:ルキ・クロー

種族:ハイウルフ(亜種)

年齢:35歳

職業:---


Lv:1/40

生命力:104

魔力:97


物攻:98

物防:95

魔攻:94

魔防:92

知力:50

俊敏:103

器用:94

幸運:30


称号:狼王子ろうおうじ


ユニークスキル:黒雷


種族スキル:思念伝達、暴狼化


ノーマルスキル:嗅覚強化Lv3、聴覚強化Lv3、風魔法Lv5


 こいつ狼王より強くなるわ………てかものすごく強くなったな。俺もうかうかしていられないな!今度は南にでも行ってみようか?


 ウルフは南へと歩を進めた。

戦闘シーンが苦手なのがバレる

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