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紀子さんの小さな事件簿  作者: 田舎娘
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 7 紀子さんの旦那様、侮れません

今回は、旦那様シリーズです。

ちょっとずれた紀子さんと旦那様のやり取りです。

◎紀子さんの旦那様は決してオシャレではありません。(旦那様の高校時代)

  紀子さんの旦那様、柔道を嗜んでいたそうです。

  高校時代、市の高校の大会で決勝まで進んで引き分けたそうです。

  なんと優勝者はジャンケンで勝った者だったとか。

  旦那様見事に負けてしまいました。

 「でも、黒帯くらいは取れたんじゃないの。」

 「それがさあ、あの頃は昇段試験を受けるのに

      丸刈りにしないとだめだったんだよ。だから受けなかった。」

 「髪なんて伸びるんだから受ければよかったのに。」

 「嫌だよ。」

  お洒落な旦那様ではないんですけど・・・。


◎紀子さんの旦那様は体操選手?(旦那様の高校時代)

  紀子さんの旦那様、柔道の試合で巴投げを食らったそうです。

  旦那様も『負けた⁉』と思った瞬間、空中を一回転して見事に着地。

 「オオォォー。」

  周りの人は、試合の勝ち負けより、記憶に残る試合だったようです。


◎紀子さんの旦那様、カツアゲには無縁です。(旦那様の高校時代)

  紀子さんの旦那様、柔道を嗜んでいました。

  高校時代、弟さんと一緒の時にカツアゲされそうになったそうです。

  でも負けなかったそうです。

  それを悪乗り同級生に見られ、『旦那様君って最強だー。』

  噂になったそうです。

  今でも言います。

 「俺はカツアゲなんてされたことがないのに、今は・・・。」

  紀子さんを見つめています。紀子さんニッコリ返します。

 「カツアゲなんて経験したくないよね~。」


◎紀子さんの旦那様は平凡でした。

  紀子さんの旦那様、高校時代の友人につられ、

               本ばっかり読んでいました。

  その甲斐有って浪人です。

  でも、ご友人は見事難関大学に合格したそうです。

 「あいつはいつ勉強してたんだよ。俺より本読んでたぞ。」

  ご友人とは頭の構造が違ったようです。

 「そうなんだよ。」

  素直なのはいいことですね。


◎紀子さん、親を笑っていいんだー。と教わりました。(赤ちゃん子育て中)

  紀子さん、子供を産んでから、お姑さんに

 「あれはしないで。それはしてはいけません。」

  色々注意を受けました。

 「そんなことをしたら、育てた親が笑われます。」

  でも、全て旦那様がしている行動でした。

 「はい。」と言いながら、首を傾げます。

  そして、親を笑っていいんだー。

  旦那様に話をして、旦那様を笑ってやりました。


◎紀子さんの旦那様、見た目は優しそうな人です。(子供の幼稚園時)

  ある日、父兄参観でした。どこもお父さんが参加しました。

  帰りもお父さんと手をつないで帰ります。

 「あの優しそうなお父さんは、どこのお父さん?」

 「○○さんよ。奥さん、あの外見に騙されたって。」

 「アハハハ。」


◎紀子さんの旦那様、誘拐犯になりそこねました。(子供の幼稚園時)

  紀子さんの旦那様、お出かけしようとしたら、

  顔なじみのお子さん(5歳くらい)とエレベーターで一緒になりました。

 「お母さんは?」

 「こうえん。」

  旦那様、公園で母親が待っているんだと解釈してしまいました。

  車で公園に送迎です。でも、いません。だから、遊んであげてました。

  その頃、その子のお母様は、公園にいなかったら、警察に・・・。

 「家の旦那様が勝手してごめんなさい。」

 「俺は、保護したの。いい事したの。なんで謝るんだよー。」

 「ハイ、ハイ。誘拐犯になりそこねたわねー。」


◎紀子さんの旦那様、生半可な返事はしないことにしました。(倦怠期)

  紀子さん、旦那様が話を聞いていないことに気が付きました。

  いつも『ウン、ウン。』と返事します。

 「ネエ、100万円の指輪を買って。」

 「ウン。・・・エッ。」

  紀子さん、子供たちに「聞いたわよね。」「ウン。」「ウン。」

 「買ってね。」

  それ以降、生半可な返事はしなくなりました。

  指輪は、いまだに貰っていません。


◎紀子さん、昔は可愛かったようです。(倦怠期)

  紀子さん、旦那様に見つめながら言われました。

 「昔は、可愛かったのに、なんで憎ったらしくなったんだ。」

  それを聞いていた娘さん、

 「お母さん、良かったね。可愛い時があって。」

  旦那様は、エッツ。紀子さんは、

 「そうよ。私は可愛かったのよ。」

  ナイスなアシストでした。


◎紀子さん、可愛らしさを搾取されました。(倦怠期)

  紀子さんの旦那様、またもや言います。

 「昔は、可愛かったのに、なんで憎ったらしくなったんだ。」

 「子供を産むたびに、子供に可愛らしさをうばわれたの。

                   子供は可愛いでしょ。」

  旦那様、妙に納得してます。

  紀子さん、旦那様の態度に、何か釈然としません。


◎紀子さん、参戦です。(現在)

  紀子さんの旦那様、またもや言い出します。

 「昔は、可愛かったのに、あの可愛らしさはどこにいった?」

 「あら、まだ、可愛いわよ。」

  紀子さん、ぶりっ子ポーズで参戦です。

 「お前、人前でやってみ。」

 「出来ませ~ん。」

  なぜか、定番になっている会話です。



読んでいただいて、ありがとうございます。

やっと更新できました。皆様の面白い日常がありましたら、教えてください。

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