大衆演劇の話
趣味全開の話です。
週末、温泉に一泊してきた。行きは晴天、帰りは吹雪で、なんとか駅まで下山できたけれど、帰れないかもと少々焦った。
そこはもう何度も通っている温泉なので、どうやって過ごせば良いかは手慣れたもの。日帰りでも行ける距離だが、今回は半年ぶりの泊まりだった。実家へ行く予定を調整したりして、とにかく息抜きは必要な者でで。
午前中に着いてまずは温浴施設で温もって、ご飯を食べたら大衆演劇と舞踊ショーを見て、それからチェックインして、まったりした後は夕食。
夕食後は再びの舞踊ショー。夜公演は歌手による歌謡ショーの時もあります。
その後、二度目の温泉。屋上露天風呂から、大都会の夜景を眺めて、部屋でビールを飲む、というパターンだ。
温泉だけなら他の場所でも良いのだが、ここは泉質がさらりとして心地よいのと、後はなんといっても大衆演劇である。特定の推しはいないけど、ハマってます。とにかく面白い。
役者さん達は本当にすごい。劇はもちろんの事、舞踊ショーがまた凄いのである。
女形姿で艶やかに踊るのはもちろん、若手の役者さんならば流行りのダンスを器用にこなすし、とにかく見てて飽きない。その上サービス精神に溢れていて、壇上から降りてのファンサービスでは、流し目でウィンクなどされまして、それだけでおばさんの心は浮き立つのである。
座長クラスとなるとそれはもう妖艶で美しく、元の顔が想像できないほどの美しさである。
こんな着物あるんだと、衣装も見ていて楽しいし、着こなしもさすが。だらし無くない着崩しの粋な事。
さらにな白塗りのうなじの、えも言われぬ色気。おまけに踊れば指の先まで気配りが行き届き、目な離せない。
わたしはダンスが趣味なのでその表現力は本当に参考になる。人を惹きつけるのは容姿が優れている事もさながら、強烈な個性と表現力だと思うのである。
体型は努力が必要だが顔は化粧でなんとでもなる。
ダンスは技術で差がついてしまうところを、補ってあまりある表現力でカバーするといった感じもあって、とにかく勉強になるのだ。
翌日はチェックアウトのあとでも、温浴施設の方は夜で利用できるので、またまた大衆演劇と舞踊ショーを堪能してホクホク温まって帰宅と、思っていたら山の中は吹雪で猛荒れ。駅まで辿り着くのに時間がかかったもののなんとか帰宅できた。
そんな週末の話。
お読みいただきありがとうございます。
その後、風邪をひいて少々寝込んでおりました。