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京都へ行った話

暑い日が続く中、おそらく無茶苦茶暑いであろう京都へ行った。

四条河原町で特急をおりて花見小路方面へ。

余談だがわたしは阪急電車が大好きである。シックな内装、とりわけあのオリーブグリーンの座席が大好きだ。関西地方に住んでいて京都へ赴くには、JR、阪急、京阪、奈良からだと近鉄という選択肢もある。


そんなわけで阪急電車京都線の終点で降りる改札を出ると既に汗だくである。そもそも関西の夏は飛び抜けて暑いと思っているけれど、京都というところは人が多くてさらに暑さが増すのだ。タンクトップに短パンのいでたちの薄着の観光客が闊歩しているが、わたしは紫外線が怖いので日傘にサングラスで歩く。目が紫外線に弱いのでサングラスは必須なのだが、顔に汗をかいてしまうので、体感暑さ指数が上がってしまう。


さて、口をついて出る言葉は「暑い!」しかないのだけど、花見小路の風情ある家並みを抜けて突き当たれば建仁寺だ。建仁寺と言えばコロナ前に半夏生の庭を見に行った。しかしこの日は立ち寄らない、暑いから。

目的地は建仁寺に近いところの和食のお店。友人がランチの予約をしてくれていたのですぐさま座敷に通された。掘り炬燵かな?と思ったら違ったけれど、気の張らない女友達3人だから、交互に足を伸ばして座った。


料理は小鉢に盛られたお惣菜各種とご飯と味噌汁。美味しく完食した。客は女性も男性も1人客が多かった。食べながら食事レポみたいなことをしてる外国人の若者もいた。お口に合ったようで良かったね。京都のおばんざいは薄味なのですよ。


続いて友人がネットで調べたカフェへと向かう。

祇園のややこしげな小道を入っていくのだが、つまりは建仁寺寄りの場所から再び四条まで戻らねばならない。どうせなら八坂神社に寄る?などと軽く考えていたが暑いのでとにかく目的地までひたすら歩いた。

スマホの地図アプリがリードしてくれるから間違いはないはずなのだが、そのお店は、え?ここ?な場所にあった。

そしてなんと開店は14時からだった。現在時刻は13時半である。


あの暑さでなかったら30分じっと待っていても良かったけれど、風の通らない路地の突き当たりなので、こりゃ暑いからやめようと言う事になり少し移動して、某コーヒー店に入ったのだった。


そこで遭遇したのが、外国からの旅行者3組であった。

そのうちの体のでっかいカップルの女性の方が、レジでお支払いの段階でいちゃもんをつけ始めたのだった。



何の文句を言っているのかといえば、ランチタイムでドリンクの割引があるはずなのに、割り引かれていないというもので、連れの男性の方はパスタとアイスコーヒーで1500円(正確な値段はわからないけどそれくらいでしょうか)、それなのにパスタとレモンミントソーダの自分は1800円、おかしいじゃないか!というのだ。


その店はスマホでQRコード読み取りで注文するので、そのままスマホの画面を残しておけば、注文履歴で確認できるはずなのだが、女性は閉じてしまったらしい。英語でものすごい怒っていた。言葉はよくわからないけれど怒っているのはわかる。

レジの女の子は困ってしまい、奥から店長らしき女の子が出てきた。20代半ばくらいだろうか。この子が素晴らしかったのです。


まず相手の言い分を聞いてから、履歴を確認したか?と問う。そんなもん閉じてしまったわ!的に怒る客。

そこでパソコンの注文履歴を調べてプリントして、値段は正しいと告げたのだが、次はなぜ飲み物が違うと値段が違うのだと詰め寄っていた。


まあ、ここら辺は英語の早口応酬で聞き取れないしわからないから推論ですけどね。

それでも断固、ランチタイムサービスはドリンクが限定されていると告げるのだが、そんなことどこにも書いてないじゃないかと更に粘り出した。


次のレジ待ちのレンタル着物姿のアジア人カップルが、チッみたいな舌打ちをした。

でっかい金髪の女性が怒りの形相で振り返る。はあ?文句あんのか?と睨みつける。

このクソ暑いのに紋付き袴、しかも成人式ですか?みたいなド派手なやつを着たお兄さんが、カタコトの日本語で、メンドクサーと呟いた。それははっきりと。


その意味がわかったのかわからなかったのかは不明だが、でっかい体のカップルの男性の方が、それまでカウンター席に座ってスマホを弄っていたのに急にシャキンとして、もうええわ的に肩を竦めて、女性に目配せした。


結果半分怒りながら出て行ったのだが、おそらく200円とか300円程度が許せなかったのではなく、ランチセットドリンクだけお安くなるシステムをよく確認していなかった、その自分の非を認めたくなかったのだろうなと思った。


アジア人カップルは支払いを済ませ、アリガト、ゴチソーサマーと、暑苦しい着物姿にも関わらず爽やかに出て行った。

残されたわたし達関西マダム3人組は、何やったんやろねぇ、まあどうでもええけどね!とか言いながら、涼しい店内でお喋りした。


それにしてもあの店長さんは素晴らしかったなあと思う。英語で冷静に反論するその態度も良かった。日本人もやるときゃやるんです。


真夏の京都は暑すぎた。再来は涼しくなってからにしよう。





長くなってしまいました。


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