第二十話~死の丘~
黒は物凄い早さでで砂漠を走り抜け、あっという間に死の丘に着いた。
ゼ「・・・けっこう近かったな」
黒「いやいや………王都から何百キロは離れてますよ」
ゼ「・・・お前が凄いのか」
黒「そうですね///俺自身もここまで早くなってるとは」
ゼ「・・・じゃあ行くぞ」
死の丘と呼ばれるだけあり、魔物の白骨化した死骸や、人骨などもたくさんあり、周りには毒ガスが吹き荒れていた。
ゼ「・・・お前このガス大丈夫か?」
黒「この程度の毒ガス効きませんよw」
黒の背中に乗っているおかげか、魔物は全く襲って来なかった。
黒「そろそろ着くと思います」
ゼ「・・・もうか」
だんだんと大きな門が見えてきた。
中は真っ暗になっている。
ゼ「・・あそこが入り口か・・・ん?なんかいるぞ」
黒「死の丘の主って奴ですかね」
門の前には黒くらいの大きさの白骨化したドラゴンが眠っていた。
黒「白骸龍ですね」
ゼ「・・・強いのか?」
黒「たしか前の俺と同じくらいですかねw龍王との戦いに敗れ、ここに住み着いた雑魚ですよ」
ある程度まで近付くと、白骸龍が目をさました。
白「ガァァァァァァァァァア」
黒「うっさいなー…師匠はここで高みの見物をしててくださいw」
ゼ「・・・・分かった」
黒「よし!やってやりますか」
ゼノアを降ろし、白骸龍に向かっていった。
黒「おい…そこをどけ」
白「大分姿が変わったな…人間なんぞに従いおって、それでも我と肩を並べし魔物か…」
ゼ「・・・・魔物同士だから喋れるのか」
黒「俺の師匠が手を出すまでもないわ、負け犬め」
白「我を愚弄しよったな!!その罪は重いぞ!」
黒「いいから来いや!」
白「ガァァァァァア!!」
白骸龍は一度空高く飛び、黒目掛けて急降下の突進をした。
黒「ふんっ!」
突進してきた白骸龍を6本の手で受け止め、地面に叩き付けた。
白「がはっ………まだだ!」
白骸龍は毒のブレスを黒目掛けて吐く。
黒「そんなの当たるかよ」
毒のブレスを避け、白骸龍の後ろに回り込み思いっきりぶん殴った。
白「ガァァァァァア…!」
白骸龍は見事にバラバラに砕け散った。
黒「もう終わりか………」
ゼ「・・・・おい、まだだぞ」
黒「なにっ?」
バラバラになった白骸龍がだんだんとくっついていき、元の姿に戻った。
白「我は不死身だ!」
不意に白骸龍の尻尾を食らってしまう。
黒「ちっ…」
黒は一旦距離をおいた。
白「どうした!!かかってこんか!」
黒「めんどくさい奴だなー…さてどうしたものか」
ゼ「・・・・あいつには打撃は効かないってことだろう」
黒「…打撃……そうか!師匠ありがとうございます!」
黒は白骸龍の横に回り込み、体を掴んだ。
白「何をやっても無駄だ!」
白骸龍を真上にぶん投げ、三本の角を向けた。
白「何をするきだ?……」
黒「俺は打撃ばかりの能無しじゃないんだよ!…この角は飾りじゃねぇ」
三本の角に魔力が集中していった。
白「何かわからんがさせんわ!」
空中で回転し、黒目掛け急降下する。
黒「これでも食らっとけ!」
黒にぶつかる前に、三本の角から赤い光線が発射され白骸龍に直撃した。
白「あ、あついぃぃぃぃ!!」
黒「溶岩なみの熱さだ、溶けて無くなれ」
白「ガァァァァァア………………」
白骸龍は燃えカスすら残らず消えた。
黒「・・・師匠どうっすか!」
ゼ「・・・なかなかやるな」
黒「ありがとうございます!」
ゼ「・・・じゃあ行くぞ」
黒とゼノアは魔界の門に入っていった。




