一週間の修行
更新遅れてすみません。お詫び今日はこれも含めて二話投稿させていただきます。今日の一つ目、10話更新です。では、どうぞ。
ギルドを出てこの前鍛錬した場所までマーレさんに連れてこられた。流石に無策であんなことをいうはずがないのでどういう意味があったのだろうか?
「マーレさん、さっきは何故あんなことを?」
「それは君をいち早くBランクの冒険者にあげるためだ。」
「.....?さっきのやりとりがそれにつながるんですか?」
「冒険者ランクの上げ方は通常依頼を一定数こなすことであげることができるがそこには例外が存在する。一つは最初の登録のときに加護の量に応じてEランクから始めるというのがある。そのほかにも一つ目に加えてAランク以上の冒険者の推薦や過去に大きな功績を残したものは飛び級でランクをあげることができるのだ。今回はAランク冒険者の推薦に加え、あがるランクの冒険者とギルドが執り行う試合で勝利するという条件で君をランクをBにあげることができる。私がSランクならばBランクには推薦だけで行けたのだがな。」
言いたいことはわかったがさっきの会話でギルドが試合を執り行うなどという話は出てこなかった。それにただその条件でランクをあげるのならばさっきのような嘘はつかずギルドに申請するという形があったのではないだろうか?何か隠しているような気がする。
「マーレさん、本当に狙いはそれだけ何ですか?」
「....別に悪いやつというわけではないんだがあのマウテアという男の誘いがしつこくてな。君のランクをあげるついでに私をこれ以上誘うのをやめさせるいい機会だと思ってな。一石二鳥というやつだ。」
「.....ギルドへの申請はいつしたんですか?」
「..........あとでするつもりだ。」
この行き辺りばったりな計画はきっとあのとき俺を見つけて思いついたのだろう。だからあんな杜撰な嘘だったのだと納得がいく。というか誘いを断るためが今回の決闘の8割くらいの理由なのではないか。それはともかくランクを一気にあげるチャンスが来たのは喜ぶべきだろう。だが一週間でBランクに勝てるのだろうか?
「マーレさん、ひとまずさっきのことの理由はわかりました。でも一週間で勝てるほど強くなるのは難しくないですか?」
「それは考えている。この一週間は私が付きっきりでカウンターの訓練をする。」
「カウンター?」
「ああ、君は加護の量は少ないが鍛えられた肉体がある。一週間本気で鍛錬すれば相手の力を利用して攻撃をするカウンターがある程度かたちにできるだろう。それに君にはアニマというアドバンテージがある。」
確かに力の強い相手にカウンターの戦法は有効だろう。だが相手もBランクの冒険者。戦ってる途中で勘づかれる可能性もある。それに、流石に一週間は短すぎないだろうか。
「確かにカウンターは有効です。でも破られる可能性もあります。それにどうして一週間何ですか?」
「一週間なのはあの男はそれ以上は待てないせっかちな男だからだ。私が以前一か月後にまた話を聞くと言ったのにやつはたったの一週間で我慢出来ずに誘ったことがあったんだ。カウンターに関してはまあ.....破られる前に倒せば問題ないだろう。それにさっきも言ったが君にはアニマの力が使える。なんとかなるさ。」
本当にこの人の言ってることを信じて大丈夫だろうか。いや、今の俺はなんとしてもランクをあげる必要がある。たとえ大船ではなく泥舟でもなんとか乗り切るしかないのだ。
「ではグレイ、今日から早速私との訓練を始める。まずは君のアニマの力をある程度扱えるようにしよう。」
「わかりました。気になっていたんですけど俺が負けたらどうするつもりなんですか?」
「一時的にパーティーを組んですぐに抜ければ問題ないだろう。約束は守ってるいるからな。」
なんだがマウテアが可哀想になってきた。様々な思いを抱えつつ俺は訓練を始めた。
マーレが脳筋であるとわかる回でした。次回もお楽しみに!




