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初恋
好きな人ができた
目の前に確かに存在している
そのはずなのに僕とは目が合わない
どこを見ているのか、まるでわからないその子と
いつ出会ったのかはもう覚えていない。
だけど初めて出会ったときのことは
今でも鮮明に覚えている
目が合い言葉を一言交わした
たったそれだけの関係だった
それでも確かに好きなのだ
透き通るような黒髪も、華奢な体も、
いつも見ていたあの屈託のない笑顔も
活力に満ちた瞳も
もう二度と見られないのだとしても
僕に後悔はない
このゴミ屋敷の中でも
君だけは間違いなく輝いている
僕にはその事実だけでいいのだ




