↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
散文駄文まとめ  作者: 甲斐利右衛門
PR
49/70

待つ男

お気に召すままで


ある男が一人船に乗っていた

最果てを目指すとだけ告げた男は

必要なものを船に乗せて旅立った


誰も辿りついたことのない黄金の島や

色鮮やかな花が咲き誇る千変万花の島

間違いなく彼は世界で1番多く

未踏の地をめぐったはずだ


だが進めど進めど最果てには辿り着けない

男は一人考えそして答えを出した


そうだ

全てを捨ててしまおう


下ろす錨も漕ぐオールも

速度を上げる帆も全てを捨てた


それでも船はゆらりゆらりと突き進む

右へ左へふらりふらりと揺られながらも

波に怯えず風に迷わず少しずつ確かに進んでいく


進むべき道すらわからないのだとしても

それでも船は進んでいた


そしていずれ来る最果てを

静かに待ち望むのだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。