異界研究会ルート6
☆再開する。
ということで、べリアルに連れられてやってきたのは、公式バレー部。
「よく来てくれたな。沖田君」
「初めまして」
「そっちの君は?」
「神谷です」
「そうか。神谷君もよく来てくれたな」
それよりも、この人の名前はなんだろうか。
「早速だが、手伝ってもらえるかな」
「いいですよ」
「じゃあ、部員を紹介するから部室に来てもらえるかな」
部室にいくと、六人の生徒がいた。一人は元剣道部の部長だ。
「まずは、副部長からかな」
「三年の宮本 宗信です」
宮本? そういえば、元剣道部の部長、宮本に雰囲気が似てるな。
「次は、弟かな」
「宮本 玄信だ。久しぶりだな」
いつぞやの、剣道部の部長だ。
「次は、山岡かな」
「山岡 又三郎。二年だ」
表情が読めない人だな。
「次は、川村かな」
「川村 万五郎です」
何年かわからないが高校生には見えない顔だな。
「次は、石田かな」
「石田 将監。二年でござる」
古風なしゃべり方だな。
「最後に浜池だな」
「浜田です、部長」
部員の名前間違っちゃダメだろ。
「ということで、依頼したいんだけどいいかな」
依頼の内容は、来週の練習試合までの部員の警護だった。
「頼むかな」
どうやら、こっちも大変な依頼みたいだな。
ーー????サイドーー
「依頼を受けてくれたこと感謝するよ」
「うけたいじょうはがんばります」
「そうね。頑張りましょう」
「こいつら頼りになるんすかねぇ。兄貴」
「[モラン大佐]の推薦です。大丈夫でしょう」
「ほんとですかねぇ」
「がんばりましょうね、樹」
「わかってますよ、愛莉」
ーー????サイド終了ーー
大変な依頼。そう言ったし、覚悟はしていた。だが、
「依頼を受けた次の日に襲われるなんて」
襲撃者の攻撃から逃げながら、俺はそうつぶやいた。
「ビビッてないだけましになったな、神」
軽口をたたきつつも、べリアルは襲撃者その二と互角以上に剣を交えていた。
いや、元剣道部の神童と互角にやりあえる襲撃者がすごいのか。
「埒があきませんね。いったん引きますよ、[アイリーン]」
「わかりました、[シャーロット]」
突然、視界が白く染まった。
煙幕か!
「! 逃がさないっすよ」
視界が戻ったとき、そこには誰もいなかった。
「どうしよう……」
☆探す。
☆待つ。
探すかぁ。
☆続ける。
☆やめる。
(続ける)が選択されました。次回に続きます。