百八十話 心に空いた穴
「いたか?」
「全然...」
アリスを探すが一向に見つかる気配がしない。
「一体どこに...?」
「わからない」
「あんた達ちゃんと探したの?」
そんな話をしているとそんなことを言いながら話に割ってくるものがいた。それはネネとミミだった。
「お前ら大丈夫なのか?」
「ええ。もう平気よ!」
「あのレミーってやつは!?私たちがリベンジを...!」
「お姉ちゃん...!」
ミミはレミーの策略でネネと戦わされた。そしてネネはレミーと戦い、敗北したのだ。
「あいつはアリスが倒したよ」
「そうなんだ...」
「そういえばアリスさん居ませんね...」
ミミのその言葉にイズ達は顔を見合う。そしてネネとミミに今まであったことを話す。
「へえ...それで」
「アリスさん..」
「き、きっと気晴らしの散歩でしょ??」
「2時間戻ってきてないよ」
「2時間...それじゃあやっぱり...」
「しょうがないよ。大切な人を失ったんだから」
「だからって...どこに消えたっていうの?」
それ以上は何誰もも言わなかった。街を回りながらアリスを探す。だがなかなかアリスの姿はなかった。
「一体どこに行ったんでしょう?」
「もう、世話の焼ける!」
街の外のお爺さんの店や周りなどを探索してはみたがやはり見つからなかった。
「きっとひょっこり戻ってくるわよ!」
「まあ...そうですね」
「ねえ、お姉ちゃん!アリスさんが戻ってくる間、アリスさんが元の場所に戻れる方法を探してあげようよ」
「ミミ、何でいきなりそんな!」
「今回色々と助けられたでしょ?だからアリスさんが元の場所に戻れる方法を探しておいて、戻ってきたらサプライズ!みたいな...だめかな?」
そのミミの言葉に少し考えてネネは「あーわかったわよ!!」と言った。
「確かに色々と助けられたし、借りもある。だからあいつが戻ってきたら驚かしてやるわよ!」
「でもどうするんです?話を聞く限りではここからかなり遠いようですが...」
「そうですね、それが問題ですが...」
「とりあえず行く場所が無いなら、一緒に行かないか?」
「ねえ、お姉ちゃん!アリスさんが戻ってくる間、アリスさんが元の場所に戻れる方法を探してあげようよ」
「ミミ、何でいきなりそんな!」
「今回色々と助けられたでしょ?だからアリスさんが元の場所に戻れる方法を探しておいて、戻ってきたらサプライズ!みたいな...だめかな?」
そのミミの言葉に少し考えてネネは「あーわかったわよ!!」と言った。
「確かに色々と助けられたし、借りもある。だからあいつが戻ってきたら驚かしてやるわよ!」
「でもどうするんです?話を聞く限りではここからかなり遠いようですが...」
「そうですね、それが問題ですが...」
その突然のイズの提案にネネは「何を言ってるの?」と不思議そうな顔で返す。
「俺たちと同行したらもしかしたら何かいい案が見つかるかも知れない。なあ?メルロ」
「私はかまいませんが」
「ネネ、いいの?」
「うん。他に行くところもないし
「それで、あんた達聖魔隊は何をするの?」
そのネネの言葉に少し間を置いてイズが喋り出す。話によると、2人はとある武器を探しているのだと言う。今回大会に参加したのも景品がその武器かも知れないと踏んだからだ。
「それで?その武器ってのは?」
「白の樹杖というらしい。なんでもかなり危険なものらしくこの辺にあると言うのは確かだ。だがそれ以外の情報がない」
「何よそれ」
「わかりました。とりあえずそれを探すのに同行すればいいんですね」
「ったく、しょうがないわねえ。それで、次はどこに行くの?」
「ここから少し言ったところに忘れられた都市インヴェルグという場所がある。そこへ向かおうと思う」
その場所は昔街だったのだが、今は人もおらず廃れて廃都市となりそのように呼ばれたのだという。
「出発は明日だ。準備できたら入り口で待っていてくれ」
「わかったわ」
ネネはそう言いながら、小さく「アリス...」とつぶやいた。
*
ネネ達のいる場所からかなり離れた場所にあるボロボロの古屋。そこで2人の人物が話をしていた。その2人...アリスとヘントールはとある目的のために動こうとしていた。
ヘントールはボロボロの椅子に座っていて、カップのコーヒーを優雅に飲んでいる。
「本当にあなたを信じていいのよね?」
「はい、あなたにはレミーさんを倒して貰ったのと、それに伴って大事なものを失わせてしまったお詫びも兼ねてありますから」
「本当なのね?その白の樹杖とやらがテティを甦らせるって...」
そのアリスの質問にヘントールは「はい」とだけ答えた。




