私が素粒子とKEKを愛する理由
あれははるか昔、恐竜がいたくらい昔…つまり私が子供だったころ、私は相対性理論が何なのか知りたかった。
その時手にした一冊。
「となりのアインシュタイン」福江純著。
たましいに重さがあるのなら重力に引かれることだろう…という内容の文章で始まる一文だ。
重さがなければ光なのだろう
この世のものでなくなったときに、重さも消滅するのかも知れない……と続く。
ああ、美しいな、と思った。
その時は分からなかったけど、これは対消滅のことを言っているのではないだろうか。
2008年、南部先生が小林、益川両先生とともにノーベル賞を受賞しました。
受賞理由の「自発的対称性の破れ」
宇宙が存在出来ているその理由のひとつ。
ああ、美しいなあ、と思った。
それ以来物理学…素粒子物理学が大好きになりました。
文系なので、数式を見ても正確には理解できない。
だから、正確に理解している研究者が嚙み砕いて言語化してくださったものを集め、少しずつ少しずつ理解しようと頑張っている、というのが私です。
きれいなものはきれいだけでもいいけれど、きれいな理由を知ることができたら、さらに美しく見える…が私にとっての物理なのです。
正直、言語化してくれても理解するのが難しい素粒子物理学。
その研究拠点のKEK。
行くしかない!から始まった、KEK一般公開通い。
相変わらず分からないことばかりで、分からないことが増える一方。
でも、何が分からないのかが分かった、という進歩だと思っています。
KEKは研究施設であってテーマパークではありません。
ただ、年に一日だけテーマパークっぽくなる日、が一般公開です。
本当に色々工夫をしてくださって、分かりにくいの極地の素粒子や量子論を分かりやすく、楽しく伝えようとしてくださっているのが分かる、そんな一日です。
私は毎年分かった気分になって、やっぱり分からんな、を繰り返しながらKEKに通っています。
本当に楽しい、素敵な場所です。
今回の一般公開で、どこで受け取ったのかも分からないカードのQRコードにアクセスしたら、ドット絵のKEKを探検できるゲームでした。
そんなわけで、帰宅後もKEK内をうろうろしているわけです。
なんでしょう、現地以上に迷子になってます。
ずっと同じひとに話しかけてる…
ドット絵のQUPはどこにあるんだろう…
そんな、自分が一番楽しいKEK一般公開レポですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
自分も行ってみたいと思っていただけたら最高です。
お読みいただきありがとうございました。
以上です。
思った以上に長くなってしまいました。
ここまで語り尽くしてもまだまだ足りないKEK。
また来年お会いしましょう!(来年もやらかす気)




