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涙と傷  作者: 深町 音海
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始まり

明日どうする?

どうやって生きていく?

そうだな…

とりあえず、起きてから考えよう

そう考えるのが、私の日常だった

眠れば、勝手に朝がきて、仲間が迎えに来てくれると思ってた

でもそれは、今となってはもう

私の日常ではなくなった

あの出来事が起こってからは…


二年前のあの日、私はいつも通り過ごしていた

仲間が迎えに来てくれて、おはよって言って、他愛ない会話をしていた

靴を履き替えて、教室へ向かう

何人かに挨拶をして、また仲間と話していた

すると、いつも独りの、みんなから嫌われている子が入ってきた

その子が入ると、みんなバカにした

勉強も運動もできない、友達もいない、性格悪い最悪なやつって

私はその子のこと、よく知らなかったから

本当は違うんじゃないかって思って

話しかけてみた

ちょっと変り者だった

でも、皆が言うような悪い子じゃなかった

なんで嫌われているの? 何もしないのに

次々に疑問が浮かんでくる

でもこの時から、私は

一部の心ない人たちに笑われるようになった

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