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量産機

 城に戻りマサトに宝箱と積荷を渡す。

「こっちで貰って良いの?」

「クラーケン退治の報酬が貰えればそれで良いよ、それに魔鋼機士製作にもお金掛かるしね」

 今回得た財宝により、騎士達用に量産機の製作を追加で4機作る事になった。

 パイロットの候補の中にスケさんとカクさんを入れてもらい、第1と第2騎士団から各一名候補を出してもらう。

 作業場に戻り魔石を渡して、街のギルドに向う。

 ギルド証をニナさんに渡し、ハンソンさんと話をする。

「で、どうだった?」

「はい、無事に退治して来ましたよ」

 ハンソンさんと話していると、ニナさんがギルド証を持って来て渡してくれた。

「はい、どうぞ、もう何も言いません!」

「はぁ、どうも、ありがとうございます」

「どうした?また何かやらかしてたのか?」

「・・・・・・クラーケンにメガロトンが10匹」

「魔石が有ったサメはメガロトンだったのか」

「でたらめな戦果ですが、もう何も言わないし、つ込みも入れません!」

「ま~コイツのでたらめさは、今に始まった事ではないしな」

「そうですね、初日からでしたし」

「それに今回はいくら倒そうが、ギルドからは報酬も出ないしな」

 ハンソンさんが笑いながら言う。

「最近、ギルドからの報酬、貰ってない気がする」

「そうか?ま~良いじゃねいか?」

「そうですね、今日のお昼は、ハンソンさんに奢ってもらいましょうか」

「え?」

「今回のクラーケン退治もハンソンさんの依頼でしたし」

「そうですね、それが良いですね」

 ハンソンさんの奢りでお昼を頂く、ニナさんもチャッカリ着いて来て3人分を奢らせた。

 

 城の作業場に戻り量産機の製造の話と試作機の製造を進める。

「良くもま~これだけの魔石を取って来れたもんだ」

「でも、ダンジョンコアに比べると小さいので試作機には2つ使い、量産期には1つ使う様に成りますかね」

 試作機2機が完成するまでに1年の時間が掛かり、武装や装備を作るのにさらに1年が掛かった。


「これで完成じゃな」

「いえ、まだ色が決まってません!」

「色を付けるのか?」

「はい、ただまだ揉めてまして」

 専用機という事で色を決めようと、父と兄に話した所、双方、青白黄赤を使ったガ〇ダムカラーを希望し、色々と問題が有る事を説明し考え直してもらう。

「え~じゃどうなるの?」

「1色だけです!」

「え~」

「しかもペンキも無いのですから、出来る色が限られます」

「何色なら出来るの?」

「まず、自分の魔鋼機士の鉄に銀を混ぜて出来た薄い青と、他には金でメッキを施した金色、銀でメッキ加工した銀色ですかね」

「メッキ加工しか出来ないのか?」

「はい、その分お金が掛かりますけどね」

 専用機の色を決めるため完成まじかで、製作を止めた試作機を後にして、量産機の製作を始めた。

「量産機の方は色は良いのか?」

「はい、装甲の1部に、鉄と銀と銅を混ぜた素材で作ります、後は顔を少し変えて目を無くしバイザータイプにします。」

 

頭部魔銃を廃止してコストを削減し、武装も剣と盾のみとして作る。

「ちと、武装が貧弱でないかの?」

「魔銃を扱うには魔力量が少ないので仕方ありませんし、空を飛ぶ事も出来ませんし、マジークシールドも4枚が限界でした」

「そうじゃな、試作機も魔石を急遽3つに増やしてやっとじゃったし」

「後は魔力を使わない武器を作るしか手が無いですね」

「魔力を使わない武器か?」

「巨大なボウガンでも有れば良いのですがね~」

「巨大なボウガン?バリスタなら在るぞ?」

「在るの?ならそれを携帯させれるように改造すれば、使えないかな?」

 こうして量産機の武装の問題も解決し製作を開始する事になった。

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