↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/51

ボーン騎士

 ダンジョン地下3階層目の罠を無効化しながら、サイクロプスやオーガを倒して魔石を、回収しながら奥へと進む。

「案外楽なダンジョンですね」

「王子が異常なだけです!」

「本当に最下層のダンジョンコアを目指すのですか?」

「魔石も沢山集まりましたし、正直自分達では、この階層の魔物は手に負ません」

「ん~ただね、王都のこんなに近くにダンジョンが在って、魔物があふれ出して王都を襲う、なんて事は避けたいので、やはりダンジョンコアをどうにかしないと」

「王子、王都のために、新魔国の事をそこまで。」

 騎士達が自分の話を聞いて感動している中。

「ただ、大きな魔石が欲しいだけですよね?」

「もちろん!」

『王子!』

 騎士達に、無理をしないように言い、荷物持ちとして付いて来る様に言う。

「え~帰ったら駄目ですか?」

「2人でココから帰れる?」

『無理です』

「なら仕方が無いよ、アイシャさんはまだ、余裕だよね?」

「はい、当然です」

 いやいや付いて来る騎士達に提案をする。

「では、ココのボスの宝箱とその次のボスの宝箱を開けさせて上げます」

『ホントですか!』

「はい、良いですよね?アイシャさん」

「そうですね」

『有り難うございます』

 ボス部屋に向かい歩いているとアイシャさんが。

「良かったんですか?宝箱あげて?」

「無い可能性も有りますし、罠の可能性も有るんですがね」

 ボス部屋に到着し中を覗くと、鎧を着た白骨の死体が椅子に座ってた。

「ココのボスは長い事待っていて、死んで白骨化したんですかね?」

「いいえ、アレは、ボーン騎士と言うアンデッドの魔物です」

「あれで生きてるの?」

「いえ、幽霊とかと同じ感じです」

「普通の武器だと殺せない?いや元々死んでるのか?」

「骨を砕いたりすれば良いかと」

 話も纏まり?中に入る。

「こんにちは、元人間みたいなんで話しかけてみました。」

 ボーン騎士がゆっくりと顔を上げる。

「珍しいな、この姿になって声を掛けられたのは、初めてだ」

「あ、話通じそうですね」

「冒険者か、悪いがココを通す訳にはいかん、通りたくば、我を倒してみよ。」

「それは、自分の意思、それとも命じられて?」

「階層ボスとして召還されたがゆえだ」

「自分の意思も有るんでよね」

「ああ、」

「じゃあ 通る通らないの前に、家の騎士たちを、鍛えて貰う事は出来る?」

『え?』

「何を頼んでいるんですか!」

「確かに騎士として弱いな」

「なんで先輩騎士として2人を鍛えてほしんですが、あ、殺さないようにね」

「そうだな、少し稽古をつけてやる」

「2人供よかったですね」

「良くないですよ、何故自分達が戦わなければ、いけないんですか!」

「おい、ソコの二人、お前達は騎士でその子は主だろ、主のために戦うのが騎士ではないのか?」

「う、そう言われると」

「それに稽古をつけてやるだけだ、命は取らん」

「本当ですか?」

「お前達はまず、騎士としての心構えから教えねば成らんな」

 それから1時間近く二人の騎士は、正座してボーン騎士の説教を聴くことになる。

「王子良かったのですかコレで」

「二人には良い経験に成ったと思いますよ」

 今の内に、アイシャさんに食事の準備をしてもらう。

 その後、稽古が2時間の間続き。

『有り難うございました 師匠』

「うむ、これからも励めよ」

 いつの間にか師匠になった、ボーン騎士を誘い食事にする事にした。

「食べませんか?」

「いや、この姿になってからは食事も必要無くなってな、それに食べても喉を通らないし」

 食事も終わりボーン騎士に聞く。

「もう少し休憩を取りますか?」

「いや、もう十分回復した。 そろそろ始めるか?」

『え?』

「これから、ワシの最後の戦いを見せる、お前達良く見て居れ」

 ボーン騎士と距離を取り刀に手をやり構える。

「王子なら、永遠に続くワシの地獄を終わらせてくれると信じている。」

「全力で行きます!」

 二刀流で構えるボーン騎士にダッシュで近づき居合い切りで斬りかかる、右の剣で防がれ左の剣で攻撃してきたのを交わし、何度も斬り合う、上段からの切り下ろしを剣をクロスして止められたがそのまま力任せに振り切った。

「見事です、王子」

 そう言ってボーン騎士が倒れる。

『師匠!』

 騎士達がボーン騎士に駆け寄る。

 ボーン騎士は地面に解けていき、ソコには2本の剣と二つに割れた魔石が残った。

 2本の剣と二つに割れた魔石を騎士達に渡す。

「師匠が安らかに眠れるように、復活する前にダンジョンコアの所まで行くぞ!」

『ハイ!』

 騎士達が先頭に立ち階段を下りていく。

「すごい戦いでしたね」

「いや、最後手を抜かれた。」

「え?」

「最後、剣ごと斬ろうとしたら剣を引かれた、弟子達に剣を残したかったのかな?」

「そうですか」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。