お先まっしぐら
_シスター_
神を信仰し、欲を捨て清貧な生き方を貫く
尊き存在。
悩める人々の懺悔を一心に聴き
神の許しを伝え救う 気高き存在。
貧しい人々に炊き出しなどのボランティアを行い
自らは一切見返りを求めない 心優しき存在。
それが俺の知っているシスターだった。
それなのに__
「神の目の前で1度宣言したにも
かかわらず、寄付金を引っ込めるとは
何事ですかっ! 天罰が下りますよ!?」
「こっちのセリフだ銭ゲバシスター!!
何がその日食べるのにも精一杯だっ!?
20万もするデラなんたら鳥買う余裕あんじゃ
ねえかっ!! 財布引っ張んな!」
必死で俺の懐から財布を抜き出そうとする
シスタービオラは
「デラなんたらじゃありませんっ!
デラデリシャスウマカバードです!
その柔らかなお肉は芳醇にして原始的な香りを
漂わせ、噛んだ瞬間に口の中に肉汁の海が
広が__」
「滑らかな食レポできる程食い慣れてんじゃ
ねえかっ! アンタ絶対に金に困ってないだろ
ふざけんなっ!!」
俺に寄付金を支払わせるのを断念したのか
ビオラは俺から離れる。
「いいですかソラさん? 私の信仰する神は
いつもこう言っておられます。
「お金と欲望は多ければ多い程良い」……と。」
「邪神じゃねえかっ!!」
これはアカン、完全に来る所を間違えた。
詐欺師の臭いがプンプンする。
俺達が教会を出ようとすると
ビオラは服を掴んで行かせまいとする。
「まあそう慌てずに、一応占い師としての
腕は確かですよ私は。見た所冒険者でしょう?
ここにいらっしゃったのは、道に迷ったから
ではないですか? 話を聞かせて下さい。」
確かにビオラの言う通り、俺達には他の精霊達の
手掛かりが無い。
…………まあ物は試しだしな……。
「実はさ……。」
俺はシルフィー達を含めて簡単な自己紹介と共にこれまでの経緯と今現在ぶつかっている
問題をビオラに伝えた。
「なるほど……精霊ですか……。」
「ああ、この街で2人目の精霊……そこのカヤに
会えたはいいけど、他の精霊の場所が手詰まり
でな。なんとかならないか?」
「そうですね……、直接的な場所までは難しい
ですが、どの方角に居るか…くらいなら簡単に
占えますよ?」
「マジでっ!?」
行くアテも無かった俺達には、正直それだけでも全然ありがたい。
「ええ、マジです。では早速占いましょうか。
ちょっと待ってて下さいね。」
何かを取りに行ったのか、ビオラは部屋を出て
行った。すると今まで黙っていたシルフィー達が
急に喋りだした。
「ねえちょっと、大丈夫なの?
アタシ正直まったく信用できないんですけど。
適当に占うフリして大金せびられるんじゃ
ないかしら?」
「僕も同感だね。はっきり言って怪しすぎる。
僕からここに行こうと言っておいて何だが、
今からでも他を当たらないかい?」
口々にそう言い、レピィとレムも頷く。
でもなぁ……。
「たぶん大丈夫だよ。あのビオラって人、金には
がめついっぽいけど、凄腕の占い師ってのは
本当だと思う。」
「 ? 占ってもらっても無いのに
何故それがわかるんだい?」
「あの人さ、俺達が自己紹介する前に俺の名前を
呼んだんだよ。気づかなかったか?」
「え?…………あっ!」
「まあそれに、どのみち他にアテも無いしな。
占ってもらおうぜ。」
そう話していると バスケットボールくらいの
大きな水晶玉を抱えビオラが戻ってきた。
「お待たせしましたーっ。
いやー、久しぶりに占うから水晶玉が
ホコリ被っちゃって……どうかしました?」
やっぱりダメかもしれん。
____
________
______________
「では行きますよ。集中するので
少し静かにお願いしますね? 」
ビオラにそう言われ、素直に黙る。
すると急に部屋の空気が張り詰める。
自分の心臓の音が聞こえる程静かだ。
10秒程経ったあたりだろうか、水晶玉に手を
かざしたビオラがゆっくりと喋り始めた。
「海原空さん………、貴方の進む道は2つ。
このトパーズの街の東、もしくは西に。
東には青、西には赤が見えます。
どちらの道に進んでも貴方は窮地に陥ります。
攻略の鍵となるは、そこに居る貴方の仲間。
1人でも欠ければ道は閉ざされるでしょう。」
「………………………。」
なんか思った以上に真面目に占われて
ビックリした……。
「ええっと……、青とか赤ってのは?」
その質問に答えたのはビオラではなく
俺の仲間だった。
「恐らく水の精霊と火の精霊の事だね。
でもそれ以上にわからないのはソラが窮地に
陥るって所かな。
僕やシルフィーがいる以上、そんな事はありえ
ないと思うけど……。」
いや、盛大にやらかす予感がすげぇする。
用心しておこう。
「なあビオラさん、ちなみに東と西には町とか
あるか?」
「ええ、ございますよ? 東には綺麗な水と
美味しいお魚が有名なアクアマリン港。
西には火山と温泉で栄えているルビータウンが
あります。」
ほう……。
「ちなみにその温泉は……混浴か…?」
「そうですね、褐色巨乳の美人さんが多い
大人気温泉です。」
「よしっ、次の目的地は決まったな!
行くぞお前らっ!!」
「下半身直結でモノ言うんじゃ無いわよっ!
少しは考えなさい!」
シルフィーが激昂するが、すでに俺の頭の中は
褐色巨乳のお姉ちゃん達との酒池肉林で
埋まっていた。
「わかってるわかってる、大丈夫だ。
褐色巨乳褐色巨乳。湯上がり味付けタマゴ肌。
こんがり焼けたケツ。一夜のハーレムナイト。
よっしゃ行くぞっ!!!」
「行かないわよっ! 完っっ全にスケベ目的じゃ
ないの!!」
「僕も火の精霊は後回しの方がいいと思うよ。
もし戦闘になった時、先に水の精霊を仲間に
しておけば かなり楽になる。」
くっ…………!
「び、ビオラさん……港の方には美人は
多いのか?」
「屈強な漁師と年老いたマダムが
所狭しと居ますね。」
微塵も行く気出ねぇー……。
あれ……? でも待てよ……。
「ビオラさん何でそんなに詳しいんスか?」
「ああ、私しょっちゅう遊びに行ってますから。
アクアマリン港の美味しいお魚やルビータウン
の絶品温泉卵食べに。」
おい聖職者。
「さて、話は纏まったようですので…。
占いのお代、1万ジュエルになります。」
「高っ!?」
ぼったくりすぎだろ!?
「ああ、財布は出さなくて結構ですよ。
もう頂きましたので。」
はっ?
急いで財布を取り出し中身を見ると
きっちり1万ジュエル抜き取られていた。
「い、いつの間に……。」
ガックリ肩を落としていると
ビオラが優しく微笑み_
「仕方ありませんね…。
ソラさんとは長い付き合いになりそうですし…
初回サービスという事で。」
すると再び水晶玉に手をかざし
「………海原空さん……。水の精霊、火の精霊を
仲間に加えた後、貴方は再び道を
見失うでしょう。「ターコイズの村」を
尋ねなさい。そこに居る四大精霊を束ねる者
「マクスウェル」が貴方に試練を与えます。」
どうしてかなー。
20時過ぎたころから
ムラムラするっ!
というわけで
どうも、オムラムライスです。
今年も もうすぐ終わりですね。
年を重ねると たまに思うんです。
「あの頃はこうなるなんて思いもしなかったな」
__と
今日もそうでした。
まさか ね◯娘でムラムラする日が来ようとは。
水木し◯る先生の絵で見てた時には
想像もしていませんでした。
あと何気にオープニングの ね◯み男のスキップが好きです。
え? 妖怪すら守備範囲内なのかよって?
ハッハッハッ!
そこにエロがあれば。




