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凄い自信だ


「ほら!! そこを左よ。協会の場所に置いてた場所もそこにあるから。多分だけど、アレは貴方達が乗ってきた馬車でしょ」


 俺と【妖艶】はアキテール支部から外に出て、【妖艶】専用の馬車が置いてある場所まで移動する事に。


 彼女は案内すると言いながらも、先頭を俺に歩かせる。


 ハンター時代もそうだった。俺も【妖艶】も後方支援がメイン。たまに前に出るのも、俺は敵に【開眼】を、【妖艶】は【誘惑】を使うため。


「そうです。それでも俺……私が御者が出来る事が分かりましたね」


 ギルド職員が全員馬車を運転出来るわけじゃない。フレアが貴族だと知っていて、俺がその従者と勘違いしているのなら、それはそれで助かるわけだが……


「とぼけなくてもいいわ。貴方が【道化師】なのは分かってるから。それを皆に隠してるのも態度を見れば一目瞭然ね」


「はぁ……やっぱりか。何で分かったんだ」


 やはり、【妖艶】は俺が【道化師】と分かって、誘ってきたわけだ。だが、正体がバレた理由は何だ? 参考にするべきところではある。


「何でって……態度と言ったでしょ。最初から私を警戒してたよね? 普通は男女問わず私に見惚れて、視線を外せないから」


 凄い自信だな!! ハンター時の確かに凄かった。ファンクラブも結成させるぐらいだ。『普通は』と付けたのは、当て嵌まらない奴が何人かいるんだろう。その一人が俺というわけだ。


「そっぽを向く動きもそうだし、雰囲気もそう。確信したのは目ね。仮面をしてても、目は隠れてなかったから。まぁ……それに気付けるのは何人もいないと思うわ。【無法者】は面として向き合う奴とか滅多にいなかったでしょ」


「……なるほどな。俺達は避けられる事が多かったし、俺自身が避けてたのもあるから」


【無法者】は嫌われ者だったからな。遠目で見られる事があっても、真正面から見るハンター達なんて数人程度。


 それに【卑怯】【殺戮】【死天使】の女性メンバーの方に視線が向けられてた。俺と【犠牲】の男メンバーはオマケ程度。いや……役に立ってないと思われてる俺はそれ以下か? 


 それでリーダーだったから、違う視線も含まれてた気はする。


 そんなハンターに【妖艶】は含まれない。俺を勧誘するぐらいだからな。


【無法者】と行動を共にしたハンターは、【道化師】の評価を下げなかったと思う。勘違いさせたい気持ちもあったが……


【妖艶】と【無法者】メンバーが共に行動する時、俺の特異性に【妖艶】もある程度は気付いたからだろう。


「それで……【妖艶】は何で商人組合のリーダー、トップをやってるんだ? 他に目的があったような……」


 彼女がハンターになったのにも目的があったはず。なんだったか……どうでもいい事とか思った気がするんだが……

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