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ルイーズ

「どれどれ……じゃないからな。ハンター崩れの捕縛だろ。人々にとっては異形よりも問題だから。……ハンターにしても面倒だよな。異界探索が主な仕事のはずが、本部が引き受けるのを許可するから」


「本当にそうですよ!! 仕事を増やさないで欲しいです。その分、お給料を貰わないと……あいた!!」


「ゼロストさん。仲が良いのは悪い事じゃないですけど、フレアの話に乗るんじゃなくて、注意してくださいね。フレアも毎回ゼロストさんに絡まず、仕事に集中しなさい」


 先輩受付嬢がやって来て、フレアの頭を軽く叩き、注意した。ある意味、フレアの教育係みたいな感じだ。俺も注意されてるわけだが……


「申し訳ない。だが、本当にこれ系の依頼が増えているからさ」


「……そうですね。ハンターも異界適正だけじゃなく、職業ギルドに所属して、実力が認められないと駄目になりましたから。これもすぐに収まると思いたいですね」


「ああっ!! ルイーズ先輩もレイさんと仲良く話してるじゃない……あいた!?」


「言葉を返しただけで、すぐに仕事へ戻ります」


 ルイーズは俺から依頼書を受け取り、前へと出ていく。勿論、中身をスッと目を通してからだ。


「……彼女は仕事が出来るよな」


 確か……俺よりも年上で……所長と同じ年齢だったはず。真面目に仕事に取り組み、職員に慕われている。【無法者】メンバーも見習って欲しいぐらいだ。


「えっ!? レイさんの好みって……ルイーズさん。年上……は無理だけど、私も成長すれば、あのスタイル以上に……」


「はぁ……何を言ってるんだ? 仕事に戻らないとまた怒られるぞ」


【無法者】メンバーの前に、フレアがルイーズの仕事ぶりを勉強するべきなのかもしれないな。


 それはともかくとして、ハンター崩れ、なり損ねが増加している。異界適正があれば、ハンターに誰もがなれるわけじゃなくなった。


 というのも、ハンターの証の数も理由の一つ。


 ハンターの証である銀の箱は無限に生産出来るわけじゃない。


 その数を知るのは本部だけであり、制限を掛けてきたのは協会本部だからだ。


 協会はギルドにテストを設け、それを通過した者にのみ、協会から証を手に入れる事が可能になった。実力もそうだが、素行等も見るらしい。


 素行も条件に増えたのは【無法者】が原因じゃない……はず。


 その結果、ハンターになれなかった者や、人数増加による異界探索が思うように入れないと、異界探索終わりのハンターを狙うハンターも現れるようになったらしい。


 他にも村を襲う野盗と化したハンターになれなかった者も。


 その討伐、捕縛依頼が協会にも届くようになっている。これに関しては、ハンター同士の戦闘は許可されている。

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