第60話 プラチナランク
祝!第60話!パチパチパチパチ♪
――――ナインフォセア王国 王都イヴン
僕は一人イヴンの城『ナインフォート』を散策している。
イヴンに着いてから国王の計らいで僕たちは城にほど近い空き家に住まわせてもらうことになった。
空き家とはいえ手入れはしっかりとされており使用人が世話役として常に付いている。それは、さながら高級ホテルに泊まっているかのような極上のサービスを受けていた。
下町へ向かう際は御者が目的の場所まで運んでくれて、帰る際は降ろしてくれたところまで戻れば待っていてくれている。歩いて平民街までいくこともできるのだが、他の貴族の目もあるのであまりお勧めできないと使用人を束ねる人に言われたので、できるだけ固まって下町へ降りるようにしていた。
皆平民街のほうが性に合うようで、日中はそちらで過ごして日が暮れるタイミングで戻る生活をしていたのだが、あまりに頻繁に出かけるので使用人たちが自分たちのサービスに不満があるのでは、と心配してしまった。そのため最近は外出する頻度を下げつつ、下町へ行く際は二班に分けて交互に降りるようにしている。
ちなみにクリスは城の中でルスト辺境伯と住み、オルレアさんたち第三部隊のメンバーはユスタスさん率いる近衛隊とともにアルスカイン特別侯爵の別邸に駐屯している。
そんな生活を送って二週間が経った頃、ようやく城から呼び出しがきた。呼び出されたのは僕だけなので一人で城へ向かう。待合室へ通されたはいいが『前の用事が長引いているため、城を好きに見学するように』と言われてしまったのでお言葉に甘えて散策しているという訳である。
庭園に赴くと、そこには様々な花が咲き誇り、彩り鮮やかに庭を染め上げていた。植えられた緑樹も庭師が実に良い仕事をしており、芸術的な姿に刈り揃えられている。ここだけを見ても王国の権威が十分に伝わってくる見事なものであった。
庭園は噴水やベンチだけでなく東屋が設けられていて西洋を感じさせる場所であるが、その中でも僕はある銅像の前で止まる。
それは女性の像。長い髪に整った顔立ちで手には何故か鍬を持っている。手に持った鍬を前に翳して、視線はその遥か先を見据えている。そして、背中に生やした翼が全体を神々しく見せていた。
「どうじゃ、見事なものじゃろう。」
後ろから声を掛けられて僕は振り向き跪く。声の主はヌル・アダムズ国王陛下であった。
「そう改まんでも良い。ここにいるのはワシとお主の二人だけじゃ。」
……。なるほど。後ろの隠密みたいな方たちは数に入れないのが王族ということですね、納得。
「ありがとうございます。では、失礼いたします。」
そう言って僕は立ち上がると再び銅像のほうに視線を向ける。
「これは、ナインフォセア王国の建国者であるイヴン女王陛下の銅像ですか?」
「ほぉ、わかるか。」
「はい、どことなくイーヴリン王女殿下に似ています。これを見るとイーヴリン王女殿下が豊穣の姫の生まれ変わりだと言われる理由もわかる気がしますね。」
「イヴは王家の中でも近年稀にみる才女じゃ。民からそう持て囃されても無理はないのう。
じゃが、イヴン女王は才覚だけでなく慈悲深さと特別な能力を兼ね備えておったそうじゃ。それがこの枯れた大地を豊かにし、今のナインフォセア王国の礎を築いた。そして、その特別な能力を有する際には背中から翼が現れたとされておる。」
「え?それじゃあ……。」
「うむ。イヴン女王は当時のナイン国王の娘じゃ。それはどの系譜図をみても間違いがない。じゃが、この言い伝えも王国設立より宝物庫に納められる文献に記載があったもの故、女王は天使をその身に宿されたと言われておる。どうやら当時はそういったことが稀に起こったそうじゃ。
そして、イヴン女王は時折我々では理解できない言葉を話していた。これはイヴン女王が神と会話する際の特別な言葉で、我々が理解してはならないものであるとその文献には書き記されておる。」
背中に翼、この世界では使われていない言葉。それって……。けど、僕には言語の自動翻訳がある。僕の想像通りだとして、当時はそこら辺の常識がまた違ったのだろうか。
「冒険者シュウよ。つかぬ事を聞くが、お主はイヴのことをどう思う。この国を治める器があると思うか。」
クリスにも同じ質問をしたのだろう。国王は躊躇う様子もなく僕に聞いてくる。もしかすると遊び半分で質問しているのかもしれないが、一般市民の僕に聞いてくるあたり相当頭を悩ませている可能性もある。僕にできることは真摯にこの質問に答えることだけだった。
「僕がイーヴリン王女殿下と一緒にいたのはわずかな時間だけです。そう言った意味ではクリス達のほうがよっぽど正確な答えを出せるでしょう。ですが、短い時間の中で感じたこと、それは殿下が何よりもこの国のためを思って行動されている、ということです。
ときには予想もしない行動を取られるようですが、それも深く奥底を覗けば必ずこの国の利益と繁栄に繋がっています。あそこまで国のためにご自身を犠牲にされる方を僕は見たことがありません。」
「ふむ、それは何故そう思った。無礼講故、忌憚なく述べよ。」
「僕は陛下のご依頼で第三王子殿下の支配地へ赴きました。フィフスからの帰路では第一王子殿下の支配地も通りました。お二人とも堅実な統治をされているのでしょう。そこに住む人たちが不自由を感じているようには見えませんでしたが、貧富の差があるようにも見えました。
しかし、イーヴリン王女殿下の支配地は街に活気がありました。人々に笑顔がありました。外敵からの備えも見事だったように感じますし、目立った貧富差も見られませんでした。
私には治世のことが分かりませんので大きなことは言えませんが、それぞれの殿下が治められる支配地がこの国を統治された際の縮図だとするのならイーヴリン王女殿下ほど統治者に相応しい方はいらっしゃらないかと存じます。」
恐らく国王はこの質問をするためにわざわざ大回りをして第一王子の支配地を経由したのだろう。僕がどう感じているのか試しているのかもしれない。真意は分からないが、変にオブラートに包むよりははっきりと感じたことを答えた方が良いだろうと思った。
これで不敬罪などと言われればプラチナランクなどこっちから願い下げである。
……。いや、本当にそんなこと言わないよね、王様…?
「ふむ、なるほどな。他の王子たちには才覚なしと感じた、か。」
いやいやいや!?その言葉にはかなりの語弊がありますよ、王様!?
「ん?…フハハハハハ!そんな顔をせんでも今の答えでお主を不敬罪にしようなどとは思わん。安心せい。」
……。よかったぁぁぁ!!もうちょっとで僕の首が飛ぶところだったよ。後ろの隠密たちはかなり殺気立ってましたもん。
「さて、お主との会話も楽しんだことであるし、ワシは先に戻るとするかの。昇格式は四つの鐘が鳴った後より執り行う。それまでには待合室に戻っておれ。」
王様はそう言ってその場を去っていこうとするが途中で思い留まりこちらへ振り返る。
「最後にもう一つ聞きたい。もしもイヴがこの国を治めたとして、厄災が起きた時にお主は力になってくれるか。」
「王女殿下がお望みでしたら出来るだけのご助力はいたしましょう。」
「……。ふむ。良い時間であった、礼を言う。」
そう言うと今度こそ王様は去っていった。一人残された僕は豊穣の姫の銅像を見上げて先ほどの言葉の意味を考えていた。
少ししてから庭園を出て城の中へ入ると、またしても声が掛かる。声の主はクリスであった。横にはルスト辺境伯もいる。
「よかった、丁度探していたところなんだ。陛下から宝物庫に入る許可が下りてね。これから少し文献を読みに行くのだけれどシュウも一緒に来てくれないか。」
そういえば国王がさっき建国以来の文献があるって言っていたっけ。僕は断る理由もなかったので二人の後をついて宝物庫へと入っていく。
「意外とこじんまりとした場所なんだね。もっと金銀財宝がわんさかあるんだと思っていたけど。」
辿り着いた場所は応接室とあまり変わり映えがしない場所だった。広さも同等か少し狭いくらいのもので、所狭しと物が置かれているせいか応接室のほうが宝物庫のイメージに近いように感じる。
「はは、金銀財宝は別の場所だよ。むき出しのまま置かれているはずないだろう?そう言った貴重な品は厳重に国庫で保管されているんだ。こちらにある品も貴重であることに変わりはないけど、どちらかと言えば歴史的価値が高いものが多いかな。
ここにシュウを呼んだのはイヴン女王が記したとされる手記を読もうと思ったんだよ。もしかしたら悪魔のことも少しはわかるかもしれない。」
そうか、クリスやルスト辺境伯は悪魔のことを調べるためにここへ入る許可を貰ってきたのか。確かに古い書物からなら少しは分かるかもしれない。
僕たちはそれらしい文献を持ち出して手分けして中を改めていく。しかし、一向にそれらしい記述は出てこない。
「……。駄目だ。ここに記載がある内容はルストやボールドンにも伝わっている内容がほとんどで目新しい情報は記されていないな。クリス、そちらのほうはどうなのだ。」
「いや、同じく。あとはこのイヴン女王が直筆で書いたとされる本だけど……。シュウ、これが読めるかい?」
クリスに手渡された本は随分と古い。表紙には『都市構想日誌』と書かれている。だが、何か違和感のようなものを僕は感じた。この世界の一般言語は全て自動で翻訳がされる。それは文字も含めて、だ。なので読めること自体に不思議があるわけではない。しかし、この違和感は何というか……。
「この本は都市構想について記されたものみたいだね。だけど何だろう。この本に書かれている文字を見ると久しぶりに触れたような感覚になる気がする。」
僕の言葉にルスト辺境伯とクリスは視線を合わせて目を丸くする。
「シュウ、その文字が読めるのかい!?」
「え?う、うん。表紙に『都市構想日誌』って書いてある。中身は日記っていうことかな。」
「シュウ、それは僕たちでは読めない文字で書かれているんだ。古い文献にはこの文字は神との間でのみ使用が許された文字だって記述があるくらいだ。それがシュウに読めたってことは……。」
そうか!この違和感の正体がわかった。この本に書かれている文字は元の世界の言語なんだ!
そう思えばもうそれにしか見えなくなってくる。次第にこの世界の文字との違いも分かるようになってきた。
「やっぱりイヴン女王は転生者だったんだ。どうやって転生したかは知らないけど、ナイン国王の娘として生まれてこの国を立ち上げたとすればあの銅像も頷ける。」
「シュウ、その中身には都市構想について書かれているんだよね。そしたら当時、悪魔とどういった関係だったのか都市防衛の記述などでわかるかもしれない。」
確かに、当時エクロキア大陸にも悪魔がいるとすれば防衛において対悪魔用の何かが設置されていた可能性は高い。
「ちょっと待って、今読んでみる。……。『△月×日。この土地をお父さんから貰って二日が経つ。大臣は日々様々な課題を言ってきては難しいことを覚えさせるため、この日記に覚え書きを書いておこうと思う。』本当にイヴン女王の日記みたいだ。」
僕は無作為にページを捲っていき開いた場所から読んでいくことにした。
『○月△日。この日は城の外壁ができる日だ。この街の防衛機能はまだまだだけど、この外壁ができれば魔物に襲われる心配も少なくなる。これで畑を荒らされる心配も減るから食糧不足も解消されていくといいな。』
『▲月▲日。お兄様が宣戦布告をしてきた。防衛のためにバリスタを備えた外壁を取り付けたし、対空用の錬金術も施してるから私の魔力があれば問題ないと思う。けど、兄妹で争うなん』
このあとは何かに滲んでしまい読めない。もしかしたらイヴン女王はこの日記を書きながら泣いていたのかもしれない。
「シュウ、他には何か書いてあるかい。」
「あぁ、後ろの方も読んでみるよ。『じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを手頃な大きさに切り、お肉を焼いた鍋へ入れる。肉汁を吸わせるように少し炒めたら水を入れて柔らくなるまで煮込み仕上げにスパイスを入れて味を調えれば出来上がり』ってカレーのレシピじゃないか!」
そのあとパラパラと捲り確かめてみるが、以降は昔懐かしの前の世界での料理レシピが書かれていた。これでは都市構想日誌ではなく『今日の献立、お料理百選』である。
「は、はは…。まさか僕のご先祖様が料理好きだったとはね…。」
クリスもルスト辺境伯も微妙な顔になっている。それはそうだろう。こちらは少しでも悪魔の情報がほしいのに、分かったことは当時のこの国の発展状況とクリス達には珍しい料理レシピだけなのだから。
「ま、まぁ欲しい情報は得られなかったが、収穫もあった。誰も読めなかった文字が転生者のものであることとシュウにも解読ができるということだ。世界は広い。他にも真面目な人間が悪魔について記している可能性もある。旅をする中でそういったものを見落とさずに行くと良い。」
さすがは辺境伯、何かまとまった風だ。内容は残念だったけど何か親近感が沸く女王様だったな。
そう思いながら僕は日誌を閉じると宝物庫を後にする。もう少しで四つの鐘が鳴るので待合室へ戻らなければならなかった。
◇◇◇
「それでは、これより昇格式を執り行う。冒険者シュウよ、前に。」
大臣の一声で僕はレッドカーペットの中腹から階段下まで歩いて行く。階段前で跪くと壇上から王様が書状と勲章を持ちながら降りてくる。
「冒険者シュウよ、此度の働き見事であった。その働きを認め、冒険者シュウをプラチナランクとして受け入れるものとする。プラチナランクの称号とともに冒険者シュウはヌル・アダムズの名において準男爵位を叙爵せよ。なお、これは拒否権を持たないものである。」
最後の一文は絶対にアッガスさんのせいで付け加えられた文言だろう。
読み上げが終了すると僕は立ち上がり国王陛下自らが僕の胸に勲章を付ける。これは冒険者ギルドで貰う登録証とは別に国王に認められた証なので、この勲章に刻まれた名前の者が準男爵位を授かったことを意味していた。
「これでお主も貴族の仲間入りじゃ。他貴族ほどの義務は発生せんがカルカス国とナインフォセア王国の架け橋となり我が愚息たちを支えてやってくれ。」
王様は小声で僕に話しかける。僕は大きな返事をするわけにもいかないので静かに頭を縦に振って後方へと下がっていった。
「次に、ルスト辺境伯の陞爵の儀を執り行う。ルスト辺境伯、前に。」
僕の昇格式が終わると直ぐ様次の式典が行われる。今度は僕の横に並んでいたルスト辺境伯が前に出て跪く。
「我が息子、ルストよ。お前はとんでもない破天荒であったものだ。王位を投げ捨て辺境伯となるとは父は肝が冷える思いであったぞ。」
「父上にはご心労ばかりをおかけしております。平にご容赦ください。」
「ふん、本当にその気持ちがあるのであれば今後は我が王国のことも少しは考慮に入れることじゃな。」
そう言いながら王様は手渡された書状を読み上げる。
「カルカス国筆頭貴族、ルスト辺境伯よ。お主に公爵位を授ける。今後は王家の血筋であることを認め、カルカス国と我が王国の更なる結託を約束しよう。」
「ありがたき幸せ。」
ルスト辺境伯、いや、ルスト公爵は頭を下げてこちらへ戻ってくる。
本当はここでアルスカイン特別侯爵の陞爵も行ってほしいところだったみたいだけど、うまくいかなかったらしい。ルスト様は公爵位を叙爵してから改めて嘆願書を提出すると言っていた。公爵になれば法的にも王の血族であることを認められるため無茶な申請も下りやすくなるのである。
「続いて王位継承について国王陛下よりお言葉がある。皆、謹んで拝聴するように。」
大臣が大声で告げると玉座の間にいる全員が跪く。そして国王は壇上へ再び昇り玉座の前までくると振り向き全員を見渡して話し始める。
「建国の祖、豊穣の姫たる女王イヴンは次期国王を使命する際に自身の名を受け継がせることを禁じた。」
この世界で貴族や王様は同じ名前を継がせることが圧倒的に多い。これは支配地の名前がそのまま支配者の名前のため誰が支配している場所かを分からせるためだと言われている。それを禁じた理由は分からないが、次に続く王様の言葉はその真意を得たものだったのかもしれない。
「女王は自身の名を継がせない代わりに『ヌル』という名を王位継承者に入れることを命じた。
『ヌル』とはゼロ。何もない、という意味であると女王は語ったという。つまり、女王は国王に『何も持たざるもの』という称号を与えたのじゃ。これはゼロから建国までを成し遂げた女王の精神を忘れることなく受け継がせるために選んだ言葉だとワシは考えておる。
ワシもいつ倒れても可笑しくない身。何も持たなかった王が『ヌル』さえも失くし『何もないアダムズ』となる時がきたのだ。」
ざわめきはしないが、皆このときがきたのだと感じているのだろう。浮足立つような空気が充満していく。
「イーヴリン前に出よ。」
さすがの臣下たちもこの言葉には皆、視線を上げてレッドカーペットのほうを見やる。はっと息を吸う音がやけにうるさく感じた。
イーヴリン王女はレッドカーペットに立つとゆったりとした動作でカーテシーを行う。
「イーヴリン、お前はこの国をどうすれば豊かにしていけると考える。」
王様の問いに王女はカーテシーをしたまま答える。
「国王陛下にご進言申し上げます。
この国は主要都市だけを見れば十分な発展を遂げております。しかし、一度足を外へ向ければ未だに貧困に苦しむ民が今も虐げられております。この国の次なる道はこの貧富差を失くし、どの民も国のために働き豊かとなる資格を得る方法を示していくことでしょう。」
「ふむ、お前ならそれができると申すか。」
「はい。必ずや成し遂げて御覧に入れましょう。」
「その言葉偽りはないな。」
「この命と誇りに変えても。」
言うは易く行うは難しとはいうが、貧富差を失くすことは簡単なことではない。ただ貧民に手を差し伸べればよいのではなく、これまで豊かだった者にもこれまで通りの利益を与えねばならないのだ。それでもこの場でそのことに言及した王女の覚悟は本物であるようだった。
「よくぞ言った!ここに集まる皆に宣言する。現国王であるヌル・アダムズは本日より一年内にその王位を第二王女イーヴリンへと譲り、共の更なる躍進を遂げていくことを約束する、と!」
最後の書状を掲げながら王様が宣言すると歓声が皆から上がる。中にはこの事実に納得いかないものもいるようだが、外面は祝福の顔をしていた。これからイーヴリン王女が進む道は険しいものとなるが、一緒に旅をしたよしみでもあるし王様との約束もある。手伝えることがあったら手助けしてあげようと王女の決意を秘めた目をみて僕は思った。
――――――――――――――――――――――
こうしてカルカス国は国主をルスト公爵へと譲り、『カルカス公国』として全世界に知られていくこととなる。
そして、新国王であるヌル・イーヴリン女王はその手腕を如何なく発揮し、近年では考えられないスピードを以て王国を発展させていくことになるが、これはもう少し後の話である。
これでナインフォセア王国編は終了です。次回から少し閑話が続きます。




