魔界のゲート
設定とは書き殴って、
忘れるもの。
魔界のゲートはどうなった?
というか四天王は?
カラバルバ、
「無視して進めてくれ」
ロカンカン、
「こちらはゲートを開けるのに忙しい」
ジゼルファ、
「もうすぐ開くよ」
ジャンドヒ、
「それまで時間を潰すことだな」
「ありがとう、もうそろそろだと思うけど、
まだ何か疑問はあるかしら?」
サルシャ姫は言うが、
手が上がった。
「しつもーん」
「はい、勇者」
「むこうの魔物ってこっちのと比べて、
どれくらい強いの?」
「そうね、魔界では魔力が尽きにくいから、
魔族は倍以上強いわよ」
「しつもんです」
「はい、僧侶」
「その強くなった魔物を一人で相手、
しきれるのでしょうか?」
「出来なかったら逃げるしかないわ、
といっても連中も鼻が利くから、
人間の匂いは逃さないでしょうけど」
「しつもんよ」
「はい、魔法使い」
「狼煙はいつあげてくれるの?」
「わたしが魔力の限り、
爆発魔法を唱えて、
みんなに知らせます」
「しつもんだ」
「はい、盗賊」
「向こうには女もいるのか?」
「あなた好みの人がいるかは、
わからないけど、
魔界の都にはそれなりにいるわね、
魔族だけれど」
「以上で質問は終わりかしら?」
「まあ、向こうについてから考えるでいいかな」
「五体無事だったら、また訊くかもしれないわ」
「本当に、不安です、無事つけるでしょうか?」
「どのみち、思い通りになりそうだから、いいさ」
「じゃあ、決まりね、四天王!」
「「「「さあゲートは開かれた」」」」
四天王が開いたゲートは、
暴虐竜の額に知恵の宝玉が飾られ、
暴虐竜の骸で作られた大きな門があった。
門からは冷気が吹きだしあたりを寒くさせる。
「ここから私たちの未知なる旅がはじまるわ!」
「おれたち、本当にマジで大丈夫なのか!?」
「分かんないことだらけじゃない!」
「混乱してきました!」
「もう、遅い、行くしかないんだろう!」
勇者達はそれぞれ飛びこんだ、
ゲートの中に!!!
魔界冒険はこうして始まりを切ったのだった。
で、と、
話は変わるが、
魔界がどれだけ広いのかというと、
大体人間の地球と同じ位のサイズで、
しかし生物が住める領域は果てしなく限られている。
魔族が進めた殲滅戦争のせいで、
壊滅が進んだ地域があまりにも多く、
手つかずの自然は無く、全て魔界植物に置き換わっている。
どこを見回しても瘴気が漂い、
全体、暗い、
淀んだ大気が流れ込む先は、
でこぼこになった大地。
生物の済まない地域に存在する、
数多くの霊体の存在や、
殺しすぎた人の亡者が溢れており、
生きているものより死んでいる物の方が多い、
そんななかでなおも殺しを行おうとする残虐な魔族が多くいて、
隙あらばゲートを開いて人間を召喚し、
自らの趣味をつきとおそうとしている具合だ。
そんな魔界に挑む勇者一行は、
はたして仲間のサルシャ姫の思惑通り、
大魔王を討伐できるのか?
問題は拡大を続けるばかりだ!
魔界の海は淀んだ色をしている、
生きている生物も、全部、魔界仕様の、
巨大魚や、グロテスクなモンスターに、
置き換わっている。
そんな中に放り込まれることはさすがに無いが、
勇者達がどこに出てきたのかは、
のちのち明らかにせねばなるまい。
のちのちね。
投降の仕様上、
お話しの前後の確認、
不確認です。




