VS四天王合体カロカジゼルジャン!
あー!!もー!!
「カラバルバ」
「ロカンカン」
「ジゼルファ」
「ジャンドヒ」
「「「「合体!」」」」
四つのこえが揃う時、
四天王の真なるパワーが目覚めるのだ!
「くっこっこれは!?」
四面八腕八足の合体四天王!
「カロカジゼルジャン! 爆誕!!」
「合体!?」
「四天王が!」
「そんな!?」
「しやがった!」
「焦る時ではありませんわ!
敵が四体から!一体になった!
勝機は見えましたわ!」
「エクスプロージョン!」
サルシャ姫お得意の爆発魔法は広範囲におよんで、
爆炎を巻き上げて、合体四天王を包み込んだ!
「それは既に学習済みだ」
「なっなんと!?」
四天王合体カロカジゼルジャンには、
一度なされた攻撃は通用しないようだ!
「くっくらえ!勇者の剣!」
「炎の矢!」
「モーニングスター!」
「多段連続攻撃!」
カラバルバ、
ロカンカン、
ジゼルファ、
ジャンドヒ、
それぞれ分かれていた時の経験が、
勇者達の攻撃を完全に見切って、
全てを八本の足が踏む素早いステップで回避した!
「こいつ!想像以上にすばやい!」
「図体はでかいのに!厄介ね!」
「そ、そんなあ!」
「おれの十八番が!?」
「ふっふっふ次はこちらから行くぞ!」
「無双の斧!」
「一閃突き!」
「無限の矢!」
「光の剣!」
それぞれの手から繰り出される攻撃は!
的確に勇者たちの位置に振り下ろされ、
これを凌ぐも!
「今までの常識が!」
「通用しないなんて!」
「強すぎます!」
「クソがああああ!!」
あっという間に弾かれて四散してしまった!
「ハッハッハッハ! そんなものか勇者たちよ!」
カラバルバ、ロカンカン、ジゼルファ、ジャンドヒ、
それぞれの声が重なり合ってエコーする時、
勇者らは地に伏して息も絶え絶えだった。
「あとは姫君のみだな!
手加減はせんぞ!」
「くっ!」
四天王合体カロカジゼルジャンの鬼の形相に、
たじろぐサルシャ姫であったが、
(やるしかないわ!)
心を決めると、一転、攻めに出た!
「ボムズフレア!!」
姫は一塊の魔球を投擲すると地に伏した!
爆発!衝撃波が辺りを覆う!
「爆発は効かないと! 言っただろうにー!!」
四天王合体カロカジゼルジャンの、
四つの武器がそれぞれ姫に連撃を加えるが、
これを鞭でいなして留める!
「こいつ!? 手が四方八方にあるから!
これは!?」
ある意味強くて! ある意味弱い!
姫は叫ぶ!
「僧侶!」
「はい! 大回復!」
僧侶の回復魔法が地に伏した四人の影を立ちあがらせた!
「取り囲むのよ!
そして攪乱するのよ!」
サルシャ姫は考えを叫ぶと!
「ボムズフレア!」
辺りを爆炎が包む!
「無駄無駄無駄ァー!とおぉ!言ってるだろうが―!」
四方八方に手を振り回すカロカジゼルジャン、
だが!
「!?」
勇者達の陣形は出来上がった。
「四面楚歌ってね、いいえ五面楚歌かしら!?」
五つの方角に均等に分かれてそれぞれ攻めると、
四天王は八つの手でそれぞれを攻撃しようとするので、
絡め手になり、もつれ、双方が双方の攻撃を邪魔する。
「単純なことだったわね!」
「おのれ! だが我らの護りは鉄壁!
つけ入るすきさえ与えはしない!!」
そう言い放ってグルグルと高速回転を始め!
矢を乱れるように放ち、ヤリを四方八方に突き、
剣で空を切り裂きまくり、斧が鈍い振りを続ける!
「どうだー!!手も足も出まい! !?」
「だったらこっちも回転だ!」
勇者達は僧侶と魔法使いとサルシャ姫の魔術の力で、
能力を最大限ブーストさせて、
四天王の周りを回転し始めた!
「な、なんだとー!! 分身した!?」
「分身すれば百人力ってな!」
盗賊は今や百人にもなって、敵の動きを翻弄し、
「魔術を加えれば千人にもなるわ!」
魔法使いは幻術を駆使して、千人の影を操り、
「神のご加護をあまねく星のように!」
僧侶は星の輝きをすべての分身にまとわせて高速化、
「どれが、どの、相手、なのだ!? 検討も! つかない!」
未だこれは攻撃ではない!
見切れない動きをする幾万幾億もの大軍を勇者達は作りだした!
「くっこんなことがあああ!!!!」
出鱈目に突いて倒そうとするが全て幻影をつくのみで、
攻めの手が鈍る四天王合体カロカジゼルジャン!!
「勇者!」「ああ!姫様!」
そして本命の!
「エクスプロードバースト!」
「勇者の剣が!爆炎をまとって!」
「――――――な、なんだと!」
「!!!超爆炎聖剣!!!」
爆炎をまとった勇者の剣が、
光速を越えて!四天王に振り下ろされ!
物理法則さえ捻じ曲げて斬った!
「こ、こんなことがあああああ!!!!!!」
四天王合体カロカジゼルジャンは、
燦燦と輝きに満ちて、
光となって爆発四散した!
やった!勝った!




