27,Q残り何日ですか?A2日です。
店主がドロンしてから5日。
つまり、あと2日で戻ってくる。
主は日に日に元気になっている。
いや、別に元気が無かったわけでは無いのだが、どこか不安げだったというか、なんというか。
「ふぁ、ふひひ……」
いったい主はなんの夢を見ているのか……
なんだ?ふひひって。
「ふむ……うにゃ……にゃ〜……ふふふ……」
あ、猫と戯れてたのか。
本人は気づいていないようだが、主はよく寝言を言っている。
そして、その寝言はよく聞くとなんの夢を見ているのか分かる。
大体は動物と戯れているようだ。
「キュア……」
あくびをしながら巣を降りて主の時計を開く。
5時半。早朝だ。
最近は早く目が覚める。
店主が居ないと感じる魔力が少なく、エキナセアの保護魔法が薄くなっていて、安心出来ないのだ。
それでも店主は店を出る前にあらゆる保護魔法を掛けていったらしく、面倒な連中……魔人とか、堕ちとかは現れていない。
まあ、主は保護魔法がかかっているなんて全く気付いていないみたいだが。
そもそも、この人はのほほんとし過ぎなのだ。
バンパイアに出くわしてもガン見してるし、ハーフエルフに懐くし、獣人たちには懐かれるし。
何なんだこの人は!(理不尽な怒り)
まあ、だからこそ邪気がなく、一緒にいやすいわけなのだか。
そう、邪気が無いのだ。
主からは、人間特有の嫌な気配がほとんど感じられない。
ゆえに獣人や獣に好かれ、魔獣や堕ちには狙われる。
なにが問題かと言えば、主にまったくと言っていいほど自覚が無いのだ。
自分が異常な程、獣たちに信頼されるという自覚が。
「ふ……あぁ……」
人型に変化しながらあくびをする。
人型に変化した時に来ている服は真っ白なワンピースだ。
多分、これが体毛なのだろう。
この白いワンピースを脱ぎ捨てる。
すると、これは床につく前に消滅する。
空気に紛れるように、フッと消えるのだ。
言ってしまえば、毛皮を脱ぎ捨てている訳だが、キツネに戻ると体毛はしっかり身につけているのだ。
これぞ、白キツネ七不思議の1つ。
七つあるかは知らないが。
巣の隣に畳んで置いておいたエキナセアの制服を手に取る。
身につけていきながら、主の寝顔を覗き込む。
まだ、にゃーにゃー言いながらニヤニヤしている。
「……主は猫派なのかな?狐はお気に召さないかな?」
若干の嫉妬を込めて呟くと、主の寝言が変化した。
「キュ〜……キュ……」
……この人は……
はあ。分かったよ。
分かったから私の鳴き真似はやめてくれ。
着替えを済ませてから主を起こす。
「主、朝だよ〜起きて〜」
「キュ〜……うあ……うう……」
「主〜起きんか。ほら」
「うう……あと五分……いや十分……」
「主はそれを許すと一時間は起きないんだよね」
布団に留まろうとごねる主をどうにか起こして、早く降りて来るように行ってから部屋を出て一階に降りる。
朝ご飯を作らなくては。
コガネちゃんに起こされた。
最近ずっとそうなんだよね〜
それにしても、
「コガネちゃん、なんか楽しそう」
もしかして、本当は世話焼きなのかな。
コガネ君のときとか、結構そんな感じだよね。
今回は、コガネちゃんに語りをやって貰いました。
なのに、最後ちょっとだけアオイちゃんがなんか言ってますね。
あれ、自己的には一様意味があってですね、サブタイトルのQ&Aに答えてるのアオイちゃんだったりするんです。
だからアオイちゃんがどっかで喋ってくれないとQ&Aが成り立たないんです。
どうでもいいですね。
ごめんなさい。すいません。




