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句集 朝チュンを近頃聞かぬ  作者: 天野幸道


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藪からし

藪からし生き様一つ拾う夏


 2024年抒情文芸冬季号佳作 選者 坪内稔典


藪からしは夏になると猛烈な勢いで伸びる草です。雑草と言う名の草はありません。でも雑草の代表みたいな言われ方をする代表的な草と言ってもよいでしょう。最初は細いつるみたいな草、気がつくと一日に30cmも伸びてしまい。3mくらいの高さにまで成長します。その頃になるとみ木が太く簡単には引き抜けません。木々に絡みつき、成長妨げ枯らしてしまうのです。それで藪からしと名付けられています。

 小さくても、しぶとく生きる、やがて大きくなり周囲に影響を与える、この猛暑でも。なんとなく羨ましい草ですね。





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