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6話 ダンジョン脱出

「さて、今からの行動の方針を決めるわよ」


起きて数分、エリス様の声が耳に入った

ヒュドラさんの修行から丸一日眠っていたらしい


「貴方は強くなったわ、それこそかつての見る影もないほどね」


「面と言われるとうれしいですね」


「ま、神族には全然届かないかしら」


「面と言われたら悲しいですね」


「そんなに気を落とさないで頂戴。下級の神族くらいなら大丈夫ってくらいだから」


「そうですか」


「あら、思ってたより喜ばないわね」


「目指すのはエリス様を神界に戻すことですからね」


「なら、もっと強くなってもらわないとね」






決まったことは3つ

1つ 神界の扉を開けること

2つ 神族に対する武器を持つこと

3つ 自分の限界を引き延ばすこと


「全部、わからないんですけど」


「大丈夫説明するから

1つ目の神界の扉は、、、冥界に行ってから天界に行って天使に頼んで開けてもらうんだっけ?」


そんな適当な、、、


「2つ目は魔神に頼んで?」


魔神なんて単語が出てきたよ


「3つ目はポーションかしらね」


やっとまともになった


「って、訳だからポーションからやってきましょうか」


「そういえば調合師でしたね」


「なんでアンタが忘れてんのよ」


「久しぶりなもので」


「それもそうだったわね」


正直、ポーションでどうにかできる問題なのかは疑問なのだが


「はいそこ、ポーションを疑問に思わない」


「うぐっ」


そういえば、心が読めるんだった



といってもポーションの作り方は忘れてはいない

手はじめに筋力増強なるものを作ろうかな

完成、さらに魔力回復上昇と移動速度上昇と精神回復とかを手あたり次第に作っていく


結果は

筋力上昇のポーション10本

魔力回復上昇のポーション12本

移動速度上昇のポーション25本

精神回復のポーション5本


それなりにできたのではないのだろうか

ポーションの出来に満足だ


ポーションについてはクリアしたがまずこのダンジョンから出るべきだろう

エリス様に相談かな



「エリス様、ダンジョンを脱出してもいいですか?」


「分かったわ~、脱出出来たら教会で私のことを祈ってね~」


「いいんですか?」


「早くて悪いことはないからね~、じゃあお休み...zzz」



ということでダンジョンの脱出を始めるとしようか



998~900階層での報告をしよう

死にかけたのが

981階層のミノタウロスの変異したボスに体を握り潰されかけたり

965階層のスケルトンナイトキングに呪い殺されそうになったり

923階層のバジリスクの軍団に石化されかけたり

と、散々な結果だった


「やっぱり強くなったからといっても簡単にはいかないよなぁ」


ヒュドラさんに勝ったとは言え、片腕と体の半分に穴あきながらギリギリって感じだったかな


因みに戦利品については

天衣の胸当て

彼岸の指輪

呪術のネックレス

ミスリルの剣

アダマンタイトのナイフ

これら全部、伝説のなかであった気がする、、、

しかも呪術のネックレスの効果って

装備時使用者の呪い耐性を大幅に上げる 死亡した場合、永遠に彷徨うゾンビになり、見境なく生物を殺すようになる


、、、危なすぎでしょ

ベリーハイリスク・ハイリターンて感じがする

嬉しいことに呪術のネックレスを含めすべて装備できるのが救いかな


問題は899階層の階層ボス

立ち位置としてはヒュドラさんと一緒だ

そのボスというのは


「「「よく来た若き神よ」」」


三つの声が聞こえる

そんなものは


「こんにちは、冥府の番犬(ケルベロス)さん」


そうですハイ、ケルベロスさんでした


「ええっと、どうしたらいいですかね」


「そうだな、我らの首のどれかを斬り飛ばせれば通ってもいいだろう」


「まあ、我らも暇ゆえ殺しはしない」


「諦めず、何度でも挑むがよい」


「なら、さっそくお願いします」


言葉を言い終わる前に左の首を目掛けてヒュドラさんの修行で覚えた新スキル(転移)を使う


「面白い技を使うものだ!」


そういうやいなや瞬間、目の前からケルベロスが消える


「ケルベロスさんの方が面白い技を使いますね!」


「無論だ!では、こちらからも、な!」


警戒をしていた、気を張ってはいたが


「ッ?!」


肩に傷があった、それも深々と

視えなかった、そもそも視える攻撃か?

しかし、悠長に考えている暇もなく攻撃が続く


「如何した?神とはこんなモノなのか?」


明らかに挑発している目を向けてくる

だが、それぐらいでちょうどいい

相手は格上、油断をしているぐらいでいいのだ


「まさか、まだですよ」


「そう来なくてはな!」


正直、あの視えない攻撃をどうにかするしかない

とりあえず、ケルベロスに向かって走る

そのまま、さらに新スキル(幻影)を使う


「ぬう、姿が三つに!面白いなぁ!」


「そういいながらすぐに倒すのやめてもらっていいですかね!」


「それはすまんかったな!」


埒が明かない

しかも明らかに手加減しているよなぁ


「さて、これはどうかな」


地面に体がめり込む、っていうか体が重い?!

重力魔法ってこんな強さで使えるのか


「体が折れたらどうするんですか?!」


「折れてはないだろう?」


「折れかけですよ!」


「次からはもっと強くしておこう」


これの繰り返しだ、しかしこのままだと本格的にじり貧だ


「さて、もうよいだろうそろそろお終いだ」


「それはどういう?」


「受ければわかる」


その言葉が終わると同時に圧が体を押しつぶさんとする

立っているのだけでふらふらしてしまう


「「「我が願うは、終わりの鐘」」」


「それはマズイ!」


首を斬りつける、しかし刃も通らない


「んなっ」


「「「我が敵の魂を誘いたまえ」」」


どうしたらいいん


「「「終焉の鐘」」」







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