睡眠は義務
我利怨です。よろしくお願いします。
はぁーだるいわぁ眠いわぁ
なぁーんで周りの奴らはこんなに元気なのかね……ふわぁあ
「ーー!ーい!聞いてるのか塩崎!」
なんか私の義務を邪魔しようとしてる声がする〜
まあめんどいしむしむsーー「たぁあ!」
「つぅー……何するんですか!」
あまりの痛さに私は叩いたと思われるものの襟首を掴む。
「うぉ!おま、先生に何してんだ!」
「えっ?……せんせい?…………まいっか。寝よ」
手を離してそのまま机にだーいぶ。少しひんやりしてていいですねそういえば明日は夏休み前の終業式があったような……
「まいっか。寝よ。じゃないわい!起きろ!授業中だ!」
あまりに私に起きるように駄々をこねるのでしかたなしに、少々頑張って真剣な目にして諭すように話かけた
「先生。私にとって睡眠が義務なのです。先生のように迷える子羊を正しき道に導く案内版になるかのように」
「何が義務だ!義務なのは睡眠じゃなくて勉学だろう。あと誰が案内版だ!誰が」
わかってなさそうな気がしますがどうでもいいです
「それじゃあおやすみなs…………」
「いやいや何普通に寝ようとしてんの?せめて起きてろよ。そんなんじゃろくに点数取れんぞ」
「ZZzzz…………Zzz…………」
「先生……そいつ全教科ほとんど寝ててもテストで全部満点取るやつですよ?無駄です」
「どんな天才だよオイ」
なんか他の奴が助けてくれたきg…………ぐぅ
うーんよく寝ましたね
これで10時までは頑張れそうです
まあ何もしないでボーっとするだけなんですけどね
「花音!今日も一日中寝てたの?」
「かーのーん!」
はっ!我が親友の声?起きなければ!(できる限り)
「んあ?」
「もう!また寝て!今日は大事な話があるから起きててって言ったでしょ!」
目を開けないで気配を読み取ることができる私の能力によりますと両手を腰に当ててます。肩甲骨まである髪が揺れてます
「ん〜一緒に寝る?」
「ねーまーせん!」
ざんねん。小さくて柔らかくていいのに。いい匂いするのに。抱き枕にいいのに
「なんか失礼なこと考えてない?」
なぜばれたし!
「まあいいわ。このままじゃ話進まないし。」
「花音。あなたは最近出たVRMMORPGの《Different Personality RPG》ってゲーム知ってる?」
違う個性あーるぴーじー?
「知るわけないじゃないですか〜」
「そうね……知るわけないわよね(あれだけTVのCMでチャンネル変えたら3分間に一回は見るこれをしらないだなんて……)はぁ。とにかく私は夏休みから始まるこのゲームを一緒にやろうって誘いに来たんだけどどう?」
「VR機器って高いんでしょ?私買えないしカセットも買ってないから無理だよ?それにだるいじゃん」
「あなた絶対だるいからって理由だけでしょ……。あのね?あなたのお母さんが家にいても寝てばっかりのあなたにそれ以外のことをさせたいっていう思いで機器もカセットも買ってあるのよ。だからやりましょ?」
むぅー購入済みなのかーやるしかないのかぁ。ふぅん
「何もしないで寝てばっかのあなたを見るのはもう嫌よ。お願い」
お、お願いなんか言われたらなぁー断れないじゃんか
「しょうがない、やるかあ〜。つまんなかったら「辞めるからって?」」
「ふふふっ。さすがにわかるわよ?もしつまんなかったら本当に辞めてもいいわよ?」
そう言った我が親友兼幼馴染の凛華はいたずらっぽく笑った。
さりげなく容姿入れるのむずい