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慣れてきた研究所生活

研究員見習いとして魔法研究所に務め始めてから、2週間と少しが経過した。


私は捜査課の仕事や他の課の実験補佐、人間魔法課の被験者の仕事をどれも同じ割合くらいでやっていた。その他に個人的な興味による実験も合間を縫って行(おこな)っていた。


「シェリーちゃん、魔導具の魔力量測ってもらえる?」

「はい!」


今はエリーザさんと共に捜査課の仕事をしている。


捜査課は魔導具を調べるための魔導具が沢山ある。


例えば魔力量を測れるもの、属性を調べるもの、人体に魔法を付与するものかどうかを調べるものなど様々だ。


「終わりました!」

「あら、早いわね。そしたらこっちもお願いできる?」

「はい!」


私が捜査課に配属になった直後は極端に捜査課の仕事が少なかったときらしく、今は決して忙しい訳では無いけどそれなりの仕事量をこなしている。


「そういえば、シェリーちゃんはそろそろ研修期間が終わるのよね?」

「はい!なのでほとんどの魔導具を1人で扱えるようになります。」


一部の魔導具を使用したり所持したりするためには、魔導具取り扱い免許を取得した上で、一定期間の研修期間を設ける必要がある。


研修期間の基準は2つあって、2週間で第1類までの魔導具が、1年で特類までの魔導具が1人で扱えるようになる。この基準が満たされていないときにこれらの魔導具を扱うときは、必ず研修期間を終えた人が一緒に居なくては触ることも許されない。


ただ特例として、騎士団の人達は免許を持っていないものの、運搬目的でだけなら持つことが許されている。だからエリオット様はここまで魔導具を持ってこられる、というわけだ。


「お、そうなのか?そしたら俺らの定期巡回についていけるじゃねえか。」


会話の横から入ってきたのはエリオット様だ。ちなみに魔導具を届けに他の騎士団の人が来たことは無く、毎回必ずエリオット様が来る。


本人曰く"俺が第7騎士団で1番賢いから、自然と俺がこの担当になるんだ" だそうだ。


「あ、確かにそうね!」

「あの…定期巡回ってなんですか…?」

「あ、そういえば説明してなかったわね。定期巡回っていうのは、第7騎士団が普段は各貴族に管理を任せている地方に赴いて、ちゃんと治安が維持できているか確認するためのものよ。そのときたまに大量に違法な魔導具が見つかることがあるから、毎回1人捜査課の所員をついて行かせているの。」

「なるほど…」

「それでちょうど1週間後にその定期巡回をする予定なんだが、比較的近いところだし、練習がてらシェリーが来るのも悪くねえんじゃねえかと思ってな。」

「どう?行ってみる?」


今まであんまり城下町の外に出たことないし、行ってみるのも気分転換になっていいかも…?


「はい、ぜひ!」

「良かった!」

「それじゃあよろしくな、シェリー?」


あ、エリオット様と一緒に行動することになるのか…


まいっか。


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